この会議、あまり知られていないような気がするのだけれど、日本にいるときは今後必ず参加したいと思える
すばらしいカンファレンスでした。
エンジン01文化戦略会議は、あらゆる分野の文化の第一人者。。。クリエイター/企業家/教授/建築家/俳優&女優/作家/音楽家等がボランティアで集まり、あらゆる分野についての会議が行われるというもの。
ある人から「なんでエンジンって名前なの?」と聞かれたので、ホームページから抜粋しておきます。
エンジン(ENJIN)は、Encourage Japan Intelligent Networkの略です。新時代の文化形成の「エンジン」となり異分野の才能が「円陣」を組むことを呼びかけることも意味しています。01(ゼロワン)は、当会が発足した2001年に一から出発するという新心の想いと、デジタル時代の選択肢としてのシンボルマークです。全体として、「一から再構築する文化のエンジン」という意味になります。和名の「文化戦略会議」は代表である樋口廣太郎氏の命名です。
私が感じた、エンジン01のすばらしいところをまとめると:
1)それぞれの業界の第一人者がセッションを率い、様々なプログラムがある。
かつ、業界が異なる第一人者も参加することで、議論に広がりが出る。
例えば「走る」プログラムでは、マラソンの第一人者である有森裕子さんが率い、ミュージシャンの布袋寅泰さんや作家の林真理子さん、ぴあの社長の矢内さん、そしてJoiも一緒に走っていました。もちろん一般参加者も一緒に走ります。
お茶のプログラムでは千宗守さん(武者小路千家家元)が率いてヴォーカリスト(元宝塚)の姿月あさとさんやイラストレーターのわたせせいぞうさんも参加。
東京ゴングショーという、作曲家の三枝成彰さんが組長でキャスターの露木茂さんがナビゲーションを行うプログラムもありました。
つまり、その業界の、日本を代表するような第一人者の方がセッションをリードしつつ、
他の業界の方も加わって、一般市民参加型でプログラムが進められているのです。これは本当にすごい。
2)出演者はみんなボランティア
これだけ豪華なメンバーが集まっているのですが、全員ノーギャラ。
それでも、こんなにたくさんのすばらしい出演者の方達が、笑顔で参加されているのは、このカンファレンスが本当にすばらしいから。参加者の私も是非また来たい!と思いましたが、出演者の皆さんもそう思って、この会を大切にしておられるのがわかって嬉しかったです。
また、スタッフのみなさんもボランティア。私たちがカンファレンスを楽しめるよう、非常に熱心に活躍してくださっていました。
3)参加費が一コマたったの500円
上記のように、出演者の皆さん/スタッフの皆さんがノーギャラであるがゆえに実現できたこの価格。。。一コマ500円で参加できるのです。ある人は「この内容なら、100万円払っても惜しくないぐらいすばらしかった」とおっしゃっていました。これは、「誰でも参加できる、開かれた会議にしたい」という開催側の意図のあらわれだと思います。
4)各地を回る
日本は東京一極集中が進み、東京であればいろいろなイベントに参加できます。
でも、それは逆に言えば東京以外だと参加が難しい。
エンジン01は一年に一度開催されるのですが、色々な人が参加できるように、毎回東京以外の各地を回るそうです。
今回は、名古屋。去年は新潟。過去には佐賀や下関、会津など各地で行われてきたようです。
5)本音の話が聞ける
エンジン01は、撮影禁止/録音禁止/録画禁止でかなりオフレコです。
だからこそ、このカンファレンスは現地に行って自分の目で、自分の耳で聞かないといけない。
このカンファレンスには、芸能人として活動されている方も多く出演されていますし、肖像権や著作権の問題があることもさりながら、disりカルチャーが増えてきているこの日本では、オフレコな環境でないと本音が言えないという面もあると思います。本当に面白い人達が、本音をぶつけあって、スパークした会話ほど面白い物はありません。セッション時間も1時間半と限られているため、オブラートにマスコミ用に包み込んだいつもの話し方ではなく、直球/本音で突っ込み合う、スピード感と内容の濃さ。しかもそれぞれの人のバックグラウンドが非常に濃いという土台の厚さ。
是非皆さんの地元にエンジン01が来たら、また地元に来なくて新幹線でおっかけてでも、参加する価値の高いカンファレンスだと思います。
ちなみに私が参加させて頂いたセッションは下記の通り。
内容については書けないので、概要のみですが;
1)ワークショップ 実験映画「名古屋人の否定形」の前半と最後
これは9:30-13:30までの長丁場のセッション。
映画監督で俳優の奥田瑛二さんがすばらしかった。
観客としてきている名古屋市民の方たちを次々と壇上に招き、その人のキャラクターをどんどん引き出していく。
そして2人のヒロインを観客の中から選出し、撮影し、編集し、最後に上映までするというセッション。
映画プロデューサーで「極道の妻たち」や「男たちの大和」等を手がけられた村上典吏子さん、
写真家の稲越功一さんもご参加。
2)からくり人形•クルマ•ロボット•ロケット進化論
手塚プロダクション社長の松谷孝征さんが組長で、歴代の鉄腕アトムを見せて行くことからはじまり、慶應大学の清水浩先生が電気自動車のマッハっぷりを動画でみせてくださったり、萬屋仁兵衛さんがからくり人形を見せてくださったり。
3)名古屋スイーツでドルチェ•ヴィータ
秋元康さんを組長に、パティシエの鎧塚俊彦さんと女優で鎧塚さんのパートナーの川島なお美さんのお話を聞きつつ、作家の井沢さんがつっこみを入れていくというトークを少し拝見させて頂きました :)
4)中国は恐いか恐くないか
猪瀬直樹さんを組長に、ジャーナリストの下村満子さん、作家の石川好さん、ザ•アールの奥谷禮子さん、エキスポ等のプロデューサーの北本正孟さん、東大教授の松井孝典さん、そしてJoiのセッション。これも様々な角度から中国についての議論が行われ、濃かった!
5)エコかエゴか
下村満子さんを組長に、TTIの相原宏徳さん、新潟県知事の泉田裕彦さん、グローバルスポーツアライアンスの岡田達雄さん、そしてJoiによるセッション。熱い議論が繰り広げられました。
6)なんでも質問大会〜映像•メディア編〜
川島なお美さんを組長に、秋元康さん、松谷孝征さん、村上典吏子さん、矢内廣さん、中日新聞の飯尾歩さん、ビーエスフジの白川文造さん、照明デザイナーの面出薫さん、脳科学者の茂木健一郎さん。
7)なんでも質問大会〜スポーツ•ビジネス編〜
玉木正之さんを組長に、有森裕子さん、井沢元彦さん、ケント•ギルバートさん、小説家の岩井志麻子さん、ダイヤル•サービスの今野由梨さん、東大客員教授の多田宏行さん、そしてJoi。
8)クロージング講演1「歳をとらぬ都市論」
猪瀬直樹さん、松原武久名古屋市長、北山孝雄さん、三枝成彰さん
9)クロージング講演2「ナゴヤかなナゴヤへ」
江原啓之さん、茂木健一郎さん、奥田瑛二さん、林真理子さん
どのセッションも非常に濃くて面白かった!
ちなみに今回のタイトルは「人間動物園へ行こう」ということで、
各セッションにも動物の名前があてられていたりと非常にユニークなのですが
これらはコピーライターの眞木準さんが手がけられているとのこと。
また、ポスター等も動物と人の写真の合成になっており、写真家の稲越さんが自ら手がけられているとか。
何から何までゴージャス。
川島なお美さん、うつくしかった。。。
参加させてくださったJoiとMizukaさんに感謝します。ありがとうございました!!
また、スタッフの皆さん、会員の皆さん、これだけのカンファレンスの運営は大変だったと思います。
本当におつかれさまでした!非常に、非常に楽しませて頂きました。