DEMOsa
昨日、DEMOsaというイベントに行ってきました。
高校生から年配の方まで、色々なプレゼンターの方がおられてジャンルも多彩で面白かったです :)
プレゼンターはそれぞれ、10分ずつプレゼンテーションを行うという物で、
内容はかなり自由度が高いです。
いくつかピックアップしてご紹介。
●学研の小美濃さんのプレゼン「科学教材の企画開発について」
からくり人形でつかみはばっちり。
昔のからくり人形の設計図とか図彙とか、色々な資料を拝見。
そして色々な裏話 :D
付録は、「しおり」から始まっていたんですって。
書籍の郵送は、特別な割引を受けていたのですが、色々制約があって、
しおりをつけるだけでもサイズとかリボンとか色々制約があった。
その延長線で、色々工夫しながら学研の付録は作られていたのだけど、
あるときその書籍の特別な割引を使うのではなく、学研独自で配送システムを持とうということになって、
プラスチックの付録とか色々な物が作れるようになったそうです。
「まだかなまだかな〜学研の、おばさんまだかな〜」
な仕組みになった背景にはそんなことがあったのですね。
そうしてプラスチックの付録とか植物の種とか色々な付録が作られるようになったのですが、
ピーク時には日本のプラスチック消費量の1/6を学研の付録が占めていたこともあるそうです!
すごい!!!
それから球根を付録につけたときには、
市場規模450万個/年間なのに学研の付録で300万個消費してしまい、
漢方薬の相場が高騰してしまい、とっても怒られたそうです(笑)
そして、翌年からは専用の畑を買って、栽培して付録を作ったんですって。
面白すぎ。
個人的には小学校時代はアメリカに住んでいて、
マンガなんかもないし、テレビも英語わからなかったし、
日本人学校の図書館の本を抜かせば
祖母が月に一回送ってくれる「学研の科学」が数少ない娯楽だったんです。
いまだに「学研の科学」って聞いただけでワクワクします :D
●慶応大学の渡邊さんのプレゼン 「書き味」をソフトウェアで実現する『味ペン』
この人、めちゃめちゃ面白い!
味ペンのデモを行った映像は下記。
ペンの書き味、つまりアナログな毛筆とかボールペンとかの書き味をソフトウェアで実現するという
不思議な研究成果を発表しています。
で、この元になっている彼の研究として
VisualHapticsという、カーソルによる手触り感提示システムがあって、
デモがあるので是非体験してみてください。
テキスチャのザラザラ感とか、トタンのボコボコ感とか
球形のひゅるひゅる感とか、奥に行くとマウスが小さくなる遠近法とか
扇風機の下にカーソルを置くと風の抵抗力にあったりとか、
水中をぷよぷよ浮いたりとか、これは口で言ってもわからないので
騙されたと思ってデモをやってみてください。
しかも、デモ機がなくても自宅のPCで簡単に体感できちゃいます。
ほかにも色々な面白い研究をしている渡辺さんのサイトはこちら !
●ぴよまるソフトウェアの長野谷さんのプレゼン「PiyocastでMusic Mash-up」
Podcastをしようとすると、音楽が欲しくなる。
でも、all rights reservedな音楽を使うには、お金がかかるか違法になっちゃうかになる。
じゃあ自分で音楽を作れるかというと、音楽を作れる人は、稀。
(Creative Commons licenseの音楽を使っては?というつっこみはさておき)
そこで長野谷さんがあみだした方法がこちら。
楽曲配信をせず、再生するシステム。
しかも、試食、もとい視聴だけで。
実際聞いて頂いた方がわかりやすいと思います。以下の動画から。。。
podcastでがーっとナレーションしゃべっていて、
音楽をかけたいときにはitunes music storeの曲の「視聴」に飛び、
曲が終わるとpodcastに戻ってくるようなプログラミングになっている(@@)
●加々見さんのプレゼン「MACで行うマッシュアップDJのDEMO」
音楽のマッシュアップが流行っていて、そういうソフトも色々出て来ているけど
アナログのDJのキュキュ!っていうスクラッチとかをやりたいじゃないですか。
私も以前DJをしている友達にやらせてもらったことがあるのですが、快感です!
で、DJのスクラッチをwiiリモコンでできるようにしたというデモです。
動画をどうぞ!
●テクノロジーライターの大谷さんのプレゼン「GigaPan:超高解像度VRパノラマの可能性」
Gigapanとは、米航空宇宙局(NASA)、米Google社、カーネギー・メロン大学が共同で開発した、
普通のデジタルカメラと斬新なアルゴリズムを使って、超高解像度の写真を「生み出す」システム。
Wired Visionの記事 任意の場所をズームイン:写真合成システム『GigaPan』より引用
撮影は、普通のデジタルカメラを、「GigaPanイメージャー」と呼ばれる装置に取り付けて行なう。この装置は、カメラが撮影する写真の位置や枚数などを正確にコントロールして、広範囲の風景を自動的に連続撮影し、風景全体を体系的に取り込めるようにする。
取り込まれた画像は、カーネギー・メロン大学が開発したソフトウェアにより、それぞれが1つの大きな画素として扱われ、継ぎ目のない「メタ写真」に ステッチする(つなぎ合わせる)ことが可能になる。こうして、上に掲載したような写真ができあがる。写真は、『Burning Man 2006』で展示された巨大なベルギー・ワッフル風のインスタレーションを撮影したもので、もともとはGigapanのサイトに掲載されている。
この画像の解像度は非常に高いため、ズームインすると、ピンクの服を着た女性の自転車に取り付けられたドクロの海賊の白目まで確認できる。
『Google Earth』でパノラマ写真を閲覧することも可能だ(Google Earthが必要:同ソフトに対応するkml形式ファイルへのリンク)。
GigaPan.orgは、より大規模なプロジェクト『Global Connection Project』の一環だ。
TechCrunchでも記事が書かれていたギガピクセルのパノラマ画像をウェブで堪能~Gigapanプロジェクトより引用
ここが279ドルで販売している回転スタンドを使うと誰でも自分のデジカメで撮った写真を何枚か繋ぎ合わせてパノラマ写真にできる、という趣向。
サイトはズームイン、ズームアウトも可能で、画像はものすごくクリア。本当に写真の奥深くまでダイビングする気分が味わえる。
279ドル払えば、誰でも体験モニターになれたらしいのですが(もう締切済)どうやら日本人で応募した人は大谷さんしかいなかったらしく、
(4/28訂正:たくさんの日本の方が実は応募していたそうで、
実は大谷さんはモニターに当選していた、ということだったそうです。
にのみやさん、ご指摘ありがとうございました♪)
大谷さんは「日本で唯一のGigaPan」です。しかも、会場をGigapanで撮ってるぞ〜(笑)
これまた貴重な体験をしたものです。
※本当はヒマナイヌの川井さんのプレゼンもすごく好きだったのですが
10分間で4つのサービスを淀みなく紹介する怒濤のプレゼンが素晴らしすぎて
動画を撮り損ねました!(爆)
で、実はヒマナイヌのライフスライスのデモの人に立候補したので
デモ体験を始めたら改めてヒマナイヌエントリーを書きたいと思います :D
ライフスライスについては下記動画をどうぞ〜♪
その他多くのプレゼンが行われた盛りだくさんのこのイベントが、なんと無料(カンパ歓迎)とは。
DEMOとTEDにインスパイヤされて始めたそうですが、そもそもTEDって参加料数十万円ですから(><)
今回行き損ねた方は、是非次回ご参加を :)
●オペレーションについて1:タイムキーピング
DEMOsaは「プレゼンは1人10分厳守」で回していくので、
スクリーンが二つあって、一つは自分のプレゼン用。
もう一つは時刻表示に使われます。
経過時間表示、でか!!
で、10分経つと終わってようが終わってまいが、ありがとうございました!
自動でわーっと拍手の音声も流されてしまいます。
この潔さがまたココチヨイ(笑)
で、タイドデザインの井出さんのタイムアロケーションが見事だったので動画アップしておきます。
●オペレーションについて2:気のきくスタッフさん
スクリーンが二つあるうち、一個はプレゼン用/一個はタイムキーピング用で
タイムキーピング用の方は、基本的には「経過時間」が表示されます。
ところが、途中で、プレゼンテータの人が「××っていうホームページを後で見てみてください〜」とか
言うのを聞きながら、スタッフの人が左側のプロジェクターで表示する物をいじくり始め
当該サイトを表示させたり、関連するサイトを表示させたり、し始めました。
実は、先日W3Cのセミナーに出席した時に、Genさんと裏でずっとchatしていたのですが
彼は情報を探すことの天才なので、講演を聞きながら
プレゼンをしている人がグラフを出してくると、その元データをぺろっと送って来てくれたり
関連するNY Timesの記事のリンクを送って来てくれたりする。
更に講演を聞きながらチャットを続けながら、例えば
「日本のインターネットトラフィックの1/10がニコニコ動画」って発言があって
他のパーセンテージがどうのという話をchatしていると、
ぺろっと日本のトラフィックの構成データなんかを送って来てくれる。
(私もなるべく同様にするようにしていますが、彼にはかないません。。。。)
W3Cの会場は大きなスクリーンが2つとディスプレイが10個もある素晴らしい会場だったので
スタッフの人がぺろっと余ったディスプレイを使ってぺろっとそういうのを出すとか
会場の人たちがそういう情報を出せるようにするとかしたらよいのではないかなあと
思っていたんです、ちょうど。
そうしたら今回、DEMOsaのスタッフの人が実際にやっていたので 素晴らしい:) と思いました。
↓ちなみに、慶応三田の素晴らしいセミナー会場。
上の方にサーバルームがガラスばりで見えるようになっているのも面白い。
Comments