Image Fulgurator
Ars Electronica 2008の interactive art部門のゴールデンニカは、Julius von Bismarckさんの『Image Fulgurator』という作品が受賞しました。
www.juliusvonbismarck.com/fulgurator
周りに写真を撮影する人がいたら、その人のフラッシュに合わせて、映像を投影するという作品です。肉眼にはほぼ見えませんが、撮影された写真を見ると驚きの画像が浮かび上がります。
この作品は記憶の改ざんのようなもの。
写真とは過去の記憶のようなもの。人は旅行に行けばスナップ写真を撮り、イベントに行けばスナップ写真を撮り、後で自分が肉眼で見たものを、写真という形で思い出します。
Image Fulguratorで映し出す画像は肉眼ではほとんど見えないので、自分が肉眼で見たものと、後で写真で見るものは異なるわけで、「記憶の改ざん」のようなものであるといえましょう。
Image Fulguratorの図面。
撮影風景はこんな感じ。
。。。そしていよいよ。
ベルリンのブランデンブルク門にGoogleのロゴが!
演説中のObamaに、後光がさして、すばらしい情景だったらしい。
そこで。。。演壇に十字架が!
天安門広場の毛沢東の肖像画に、マグリッドの絵からモチーフを得た鳩が!
スピーチの現場でも、オーディエンスの一人のシャツに鳩を投影するデモをやってくれました。
Julius von Bismarckさんの受賞記念スピーチの一部を動画にしました。
なお、こちらの記事に書いた、南條さんのお言葉の多くがこのImage Fulguratorにあてはまります。
アートは、彫刻と絵画のことではない。色々な形がある。
アートは、驚きである。
アートは、coolである。
アー トは、批判精神である。
アートは、時に破壊的である。
アートは、ITも使う。
アートは、哲学である。メッセージ性が大事。
アートは、物の見方である。
