こんなにあるの??と思われそうですが、実際は現場に行って音は?画面は?という感じで
ぱぱっと直感的に誰もがやっていることですので。。。難しいことはあまりないです :)
●●開催前に●●
2/18追記:
0) 事前に講演者にUstreamで生中継すること・その動画は録画されて終了後もネットで閲覧可能となること・
Twitterでテキスト中継をすることについて承諾を得ておく。
※NGの人がいる場合は、その方を撮影しないことはもちろん、
開演前およびその方の講演直前に
NG内容(顔NGとかスライド撮影NGとか両方NGとか)をアナウンスする。
1)できれば講演者から講演資料を事前にもらい、ネットにアップしておく。
Ustream経由だとスライドが見にくいことがあります。資料が別にアップしてあり、ちゃんと見ることができると便利です。
Slideshareは日本語フォントだと
恐ろしくズレることがあるので、PDFにしてアップした方がきれいです。
2)講演者がスライドを作るときは、スライドの文字をなるべく大きくした方がよい。
文字が小さいと、Ustream経由だとつぶれて読めません。
コントラストにも気をつけましょう。
白バックに黄色のフォントとか、
黒バックに青のフォントとか、
できれば避けてください。。。
3)会場確認時に
有線LAN・wifiの有無、電源の位置、 (特にiPhoneユーザーが多そうな場合はSoftbank3Gの電波状況確認を。。。)
→講演者用および配信用のネットワークと電源確保→有線>wifi>3G回線
3G回線よりwifiの方が安定するのでwifiはあった方がよいと思います。
本当にしくじれない重要なイベントの場合は講演者用に別の有線回線を準備したり
講演者用のwifiを分けたりするのですが(TechCrunch50とかはそうでした)通常はそこまでしなくてもよいと思います。
配信側の電源確保は重要です。会場によっては延長コードが必要な場合もあるので電源位置の確認を。
時々「電源がなくなったのでUstream終了しまーす」的終わり方が見受けられますが悲しいです。
特にiPhoneでの中継だと恐ろしい勢いで電源がなくなりますので要注意です。
→オーディエンス用のwifiと電源があってほしい。いくつかの席でよいのだけれど。
wifiもなくてiPhoneのネットワークもつながらない会場でのIT系イベントの開催は悲しいです。
電源タップがない場合はわざわざ購入しなくても、来場者に「電源タップを持ってこれる人は持ってきてね」
と呼びかけているイベントもありました。
大丈夫、IT系のイベントならタップの一つや二つ持ってきてくれる人はたくさんいます(笑)
4)プロジェクター・スクリーンの設備の確認。
一個しか準備できない場合はスライドを投影しますが、
複数投影できる場合はスライド用とTwitterの#hashtagを見せるとよいと思います。
5) tsudaり推奨の場合は机をいくつか用意すると親切。
「皆さんもtsudaってくださーい」と言う場合はtsudaる人用に机がないと
macは膝の上だと火傷しそうに熱くなるし、Windowsでも当然打ちにくい。iPhoneや携帯でのtsudaりはかなり大変
オフィシャルツイッタラー・オフィシャルtsudaリストを決めておいて
(ちなみにtsudaるとは「社会問題上重要度の高いカンファレンスにオンライン状態で出席し、
現場で発表された発言の140字要約postをTwitterのTimeline上に送り続ける行為」だそうです。
名前の由来はITジャーナリストの津田大介さん(@tsuda)。
6)講演者のTwitterアカウントを告知文や案内やタイムテーブル・式次第等に掲載しておく。
講演者にも来場者にもメリットがあると思います。
来場者にとっては事前に盛り込んでもらいたい内容や質問や応援を講演者に直接 どんな感じの講演者か事前にフォローすることで見えてくるので当日の理解度が濃くなるかもしれませんし、
講演者にとってもどんな感じのオーディエンスが来るのかわかりやすいかもしれません。
イベントのオフィシャルTwitterアカウントやオフィシャルツイッタラー・オフィシャルtsudaリストがいるなら
7)イベントの
ハッシュタグを事前に決めて告知文や案内やタイムテーブル・式次第等に掲載しておく。
早めに告知することで話題が早期に立ち上がりやすくなります。
●●開催当日の準備●●
1) 会場の明るさに気をつける。
照明が暗すぎるとUstreamしたときに画面や講演者の顔が見にくいです。
2) iPhoneでも配信できますが、パソコンの方がベター。できればUstream中継に使うパソコンは専用に。
他のアプリを立ち上げないことでトラブル防止にもなります。
Twitterをやるとかメモ取りをするとかでパソコンでカタカタ打ってるとその音も拾ってしまったりするので
別パソコンの方がよいと思います。
3) できればもう一台のパソコンでUstreamの配信側の画面をチェックする。
音の状態とか画像の状態とかを自分でチェックできた方が安心です。
4)できればUstreamの音声はラインからとる。
映像が多少悪くても耐えられますが、音声が悪いUstream中継は耐えられません(><)
音声は超重要。
ラインから音声を取れない場合は、話者と配信用パソコン/iPhone等を近づけるとかの工夫で
なるべく音声をよくしましょう。。。
5)カメラは安定した場所でしっかり固定。通路前は人の頭が写っちゃうので避ける。
手ぶれすると酔う視聴者も出るそうですので。
とはいえ、もちろん緊急事態には三脚がなくてもカメラを回すことの方が重要です。
突発的に面白い講演を発見し、一時間半の講演をビデオカメラ手持ちで撮影したことありますw
6) カメラの位置・角度に気をつける。
講演者の演台とスライドを映すスクリーンが分かれた位置にある場合、
Ustreamで講演者自身にカメラが向いていてスライドが見えないとか
スライドが映っているが講演者が見えないということが起こります。ソリューションはいくつかあります。
a)スクリーンの前に講演者という配置にする
時々こういうケースがありますが、プロジェクターが講演者に向く形になるので、光が目に入って嫌がる講演者もいます。
小さい会場だと特に光がダイレクトに顔に当たる為あまりお勧めしません。私のようにあまり気にしない講演者もいますw
b)カメラはスライドを写し、講演者の顔はあきらめる
視聴者的には顔よりスライドの方が重要です。講演スタート時に顔、スライドの内容が始まったらスライドに移す等
カメラワークで見やすく工夫します。一番楽で一般的だと思います。
c)画面分割(Picture In Picture)を利用。スライドをパソコンから直接Usreamに配信し、カメラは講演者の顔を撮影。
講演者のパソコンから、スクリーン用と配信用の出力を分配し、
Ustreamには大画面にスライドを、小画面に講演者の顔を出して配信します。
やり方については
i)こちらのgihyoの記事が詳しいです>
SCFH DSFというデスクトップ取り込みツール、VGA分配器、D-Sub(15pin)を入力可能なビデオコンバータ2台、
VGAケーブル2本等が必要になります。配線はこうなります↓
[発表者のノートパソコン]-[VGA分配器]-[スクリーン]
[発表者のノートパソコン]-[VGA分配器]-[ビデオコンバータ]-[配信用パソコン]
[デジタルビデオカメラ]-[ビデオコンバータ]-[配信用パソコン]
TechTalk.jpのcojiさんがRubyKaigiでされています(otsuneさん、ありがとうございます!)
canopus TwinPact 100とは、発表者のノートパソコンからプロジェクターにRGB出力しつつ
DV変換して配信用パソコンへはFireWireで接続できるという機器。kakaku.comだと4万3千円ぐらいのようです。
参考記事:
iii)Windowsで、同じくTwinPactを使った報告をi_ogiさんがされています。
配信用パソコンから直接Twinpactに接続できず、間にIEEE1394PCカードをかましているようです。
その他の機器についても詳しく書いておられるので参考になると思います。
d)画面分割(Picture In Picture)を利用。カメラ2台でスクリーンと講演者の顔の双方を撮影して配信。
2台のビデオカメラを用意できるかという問題もありますし
スクリーンをカメラで撮影するよりパソコンから直接取り込んだ方がきれいに映るので上記cの方が推奨されると思います。
7)Twitterの#ハッシュタグつきtweetを、会場でスクリーンに出しておく。
賛否両論あると思いますが、講演者もオーディエンスも会場および会場外からの反応がわかるし、
それらを取り込んでより議論を深めることができるというメリットがあります。
特にパネルの司会は見た方がいいと思います。
一人一人がちくちく自分のPCやらiPhoneやらで#ハッシュタグでチェックしないですむので
楽だしネットワーク帯域にもやさしいです :)
また、会場の人たちが下を向いてスクリーンを覗き込む時間が少なくなり、
前のスライド・講演者の顔・Twitterのスクリーンに向くようになります。
●●開催当日の周知●●
1)Ustream配信のURLを開催前にTwitterで周知しておく。
開始直前にお知らせすると頭を見損ねる人も。ちょっと早めに周知しましょう。
当日よりもっと前に周知してもよいですがどうせみんな忘れちゃうので当日、開催前に周知がよいと思います(笑)
早めに告知すると、移動中の人たちがハッシュタグつきで「××イベントに向かってるなう」とか書いてくれて
開催前からわくわく感が出てくるというのは私だけでしょうか(^^)
●●配信中●●
1) Ustreamの使い方
Usreamの使い方についてはたくさんのサイトがあるのでここではあえて詳しく書きません。
一番簡単な方法は立ち上げて簡単な設定をして「Go Live」を押せば配信開始できますし、
複雑に設定したい場合は色々できます。
下記が参考になると思います。
2)超重要。Ustreamの録画ボタンを押し忘れないこと!
Ustreamは配信を開始すれば生中継ができるのですが、その場で見ることが出来ない人もいるので
録画しておく方がよいと思います。録画ボタンを押し忘れると生中継中しか見ることができないので要注意!
3)講演毎にUstreamのファイルを分ける。
複数の方が講演するイベントの場合、講演者毎にファイルを分けた方がよいと思います。
後で見る人にとって見やすいからです。
また、万が一何か映したらまずいものが映っていたとか何かの理由で削除しなければならない事情が起こった場合、
イベント全てを一ファイルで撮影してしまうと、丸ごと全て消さなければならなくなりますが、
講演毎に切っておけば問題部分だけ削除すれば他の講演は無事です。
時々イベントスタート前のテスト配信状態からrecordedにし続けているケースがあります。
スタート前のテスト状態がよっぽど面白い内容でない限り(超面白い裏話とか!)無駄ですので、
イベントが始まるときにファイルがわかれるようにスタートし直しましょう。
ファイルを講演者毎に分けた場合、全て同じタイトルになっていて、どのファイルが誰の講演かわからない状態で
膨大にアップされているというケースを時々見かけます。
あらかじめセッションのタイトル・スピーカーと概要等を書いておき、
UstreamのTitle/Description/Tagsにコピー&ペーストしてわかるようにしておくと自分も楽ですし
後で見る人にとっても親切だと思います。
4) 講演中はTwitterで講演者名と講演タイトルを流したり、ちょこちょこ講演の要点を流したり、
よい発言をしている人をretweetするとわかりやすくなると思います。
5) 終了時には視聴者に挨拶を。
ダダ漏れ2号として有名なケツダンポトフのそらのちゃんのダダ漏れを見ていると、
イベントの最後カメラを切る前に中継をしていたご本人が顔を出して、
撮影日とどんなイベントだったか等をレポートしてからカメラを切っておられます。
どのイベントもそうすべきとは思いませんが、盛り上がったカンファレンスの最後に
どんな人が中継をやってくれていたのか視聴者に顔を見せると
「配信してくれてありがとう!」と「見てくれてありがとう!」が重なり合って更に幸せかもしれません。
●●イベント終了後●●
1)Ustream(recorded)のURLを告知
終了直後に公開されるので、忘れる前にそのURLをtweetしておきましょう。
まだまだ意外とrecordedの存在を知らない人もいるので親切です。
途中から見始めた人も最初の方で何が話されたか見たい人もいますし。
2)イベント終了後にランディングページを作る。
どこか一箇所、そのイベントについてのランディングページを作るといいと思います。
そこに、Ustreamの動画も、Twitterのまとめなりfeedなり#hashtag検索結果へも、
写真があるなら写真も、Ustream以外の動画があるなら動画も、ブログがあるならブログも、
メディアに掲載された記事も全てリンクをはるかアップするかをしておく。
もちろんTwitterだったらTwitter.comに行ってハッシュタグを検索すれば出てくるよっていうのも真実ではあるけれど
ハッシュタグが何であったかなんて一週間たったらみんな忘れているし、
Twitterの会話はどんどん流れていってしまう。
Twitterでの投稿が多いイベントはTwitter自体の検索機能では途中までしか遡れなくなってしまうのです。
大丈夫、よいイベントであればコンテンツは結構みんなが作ってくれます :)
だから、それらへのリンクを貼るだけでもよいと思います。
来場できなかった人はそこを見ればどんなイベントだったか体感できます。来場した人も改めて復習することができます。
せっかくの素晴らしいカンファレンスをやりっぱなしにせずに次の対話につなげてほしいし、
こうした「情報のベースキャンプ」は作っておくことで、第二回・第三回とイベントが盛り上がっていくと思います。
2/18追記:
著作権についても書くべきというご意見を頂いたのでちょっとまとめてみます。
●●著作権・肖像権・著作隣接権周りの諸注意●●
1)講演者の顔(肖像権)
冒頭でも触れた通り、事前に撮影許可をもらいましょう。全員OKの場合は問題ありませんが色々なケースがありえます。
なお、いかなる手段を取るにせよ大変重要なのは会場への撮影NGのアナウンスです。
a)撮影NGの講演者がいた場合、撮影しない。
b)顔だけ撮影NGの講演者がいた場合、顔を映さずスライドのみにカメラを向けて撮影する。
c)顔だけ撮影NGの講演者がいた場合、お面をつけてもらうなど講演者に自衛してもらい撮影する。
WISH2009のときの田口さんとか。しゃれのわかる講演者・来場者のイベントじゃないと無理ですが。。。
d)顔だけ撮影NGの講演者がいた場合、
CamTwistのようなツールを使って
顔にモザイクをかけて撮影する。
として紹介しているので挙げておきます。普通はここまでしないかと(^^;;
2)講演者のスライド(著作権)
講演者のスライドの著作権は講演者ご自身にあります。
なお、Twitter研究会の時は賛同者にはスライドを
クリエイティブコモンズライセンスにしてもらう試みがなされていました。
3)来場者の顔(肖像権)
交流会があるとか休憩中もカメラを回す等、来場者が写ってしまう可能性がある場合は
a)来場者に撮影許可をもらう。
b)顔出しNGの方がいる場合は、カメラの位置をお知らせして、来場者自身に自衛してもらう。
(c)そもそも講演以外の来場者が写りこんじゃうような時間は撮影しない。)
4)BGMや休憩中に流したりする音楽の著作権
この記事は主としてIT系イベントの動画中継についてなので音楽はメインの話題ではありませんが、
先日IT系のイベントのUstream中継を見ていたら、休憩時間に会場の音声を切って、
思いっきり有名なJASRAC管理曲をUst用にかけていたことがありました。。。(^^;;アウトー!
DJプレイをUstream中継する人も増えていて音楽の著作権とUstreamについては色々なところで語られています。
レコード・CDになっている音楽をUstreamで流す場合、以下の3者から許諾をもらう必要があります。
・著作者(曲の作曲・作詞者)が持つ楽曲の「公衆送信権」(23条1項)
・実演家(曲の演奏者)が持つレコードに収録されている実演の「送信可能化権」(92条の2)
・レコード製作者(レコード会社)が持つレコードの「送信可能化権」(96条の2)
第一の著作者の権利について、JASRACやJRC、イーライセンス等が管理託されている曲の場合
その著作権管理団体に申請し費用を支払えば使えるのですが、イベントのためにわざわざそこまでやれないでしょう。
ライブハウスやクラブ等での開催の場合は、通常会場側がJASRAC等に申請しており
入場費の有無に応じて費用を支払っているので問題ない場合もあるようです。
※ちなみにYouTubeやニコニコ動画がJASRAC、JRC、イーライセンスと契約していますが
あれはあくまで演奏したり歌ったりできる権利なので、レコードやCDの音楽を流すことはできません。
じゃあUstream社がライブハウスのように、JASRAC等と契約して支払えば?という話になると
「Usreamは海外の会社なのでJASRACとしてはごにょごにょ。。。」だったらしいのですが
ソフトバンクがUstreamに出資してさてどうなるか。ただしそれでも第一の権利しかクリアできていません。
上記第二・第三の権利、つまり著作隣接者(実演家やレコード会社)の権利許諾について、
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