
急な話で恐縮ですが、明日の夜Glocomさん主催の「Twitterと政治を考えるワークショップ」という
イベントでモデレータをさせて頂くことになりました。
Twitterの利用について、アメリカでの状況をGlocomの庄司昌彦さんが、
日本の状況をジャーナリストの津田大介さんが、イランでの状況を私がお話させて頂いた後に、
Twitterを使う国会議員として有名な橋本岳さんにもお話を伺うという会合です。
とても面白い内容になると思いますし、お値段も無料のワークショップとなっております。
会場のキャパシティがありますのでお早めにお申し込みください。
よろしくお願いします。
<「Twitterと政治を考えるワークショップ」のご案内> 米国オバマ政権は現在、「ITによる透明性の向上を通じた政策過程の変革」に集中 的に取り組んでおり、twitterの活用はその中心的な話題のひとつとして位置付けら れています。マスメディアを通さず直接的に、随時、国民に一次情報を提供していく ことにより、政府の透明性を高め、国民に理解やアイディアを求めたり行動を促した りする政府への転換が起こっているといえます。 一方、日本では、このようなソーシャルウェア(Twitter、ブログ、SNS等)が社会に 与える影響は過小評価される傾向があります。 しかし日本でも政治状況が大きく動く可能性がある中、ソーシャルウェア活用への関 心は高まっており、一部の先進的な議員や政党支部等が積極的な活用に乗り出してい るところです。国内の政治状況が流動的になる前のこの時期にぜひ議論をしておきた いと考え、緊急開催とはなりますが本件を企画しました。皆様のご参加をお待ちして おります。 ------------------------------------------------- ■テーマ:Twitterと政治を考えるワークショップ ■日時:2009年6月30日(火) 19.00~21.00 ■会場:国際大学グローバル・コミュニケーション・ センター (東京都港区六本木6-15-21ハークス六本木ビル2F) 地図:http://www.glocom.ac.jp/access ■参加費:無料 ■司会: 庄司昌彦(国際大学GLOCOM 講師/主任研究員) http://twitter.com/mshouji 1976年東京都生まれ。情報社会学、政策過程論、電子政府・自治体、地域情報化、 ネットコミュニティなどの分野で調査研究に従事。 ■モデレータ: 山崎富美(フリーの旅人、リサーチャー) http://twitter.com/fumi NTT、インタースコープを経てデジタルガレージへ。テクノラティジャパンの立ち上 げ・運営などの事業インキュベーション、クリエイティブコモンズなどの活動に携わ る。2009年1月に独立。 津田大介(ジャーナリスト) http:// twitter.com/tsuda 1973年東京都生まれ。コンテンツビジネス周辺や著作権、IT・ネットサービスやネッ トカルチャーをフィールドに新聞、雑誌など多数の媒体に原稿を執筆している。 ■ゲスト: 橋本岳(衆議院議員) http://twitter.com/ga9_h 1974年生まれ。岡山高校、慶應義塾大学、同大学院政策・メディア研究科を経て、 1998年三菱総合研究所入社。IT政策関連の調査、IPv6普及活動に携わる。2005年9月 の第44回衆議院総選挙で、比例中国ブロックより当選。 その他、著名ブロガー等、調整中。 ■概要: ユーザがそのとき感じた事を140文字以内で投稿するミニブログサービス「Twitter」 は2008年から徐々に人気を博し始め、2009年に入り爆発的なユーザの伸びを見せてい ます。流行の震源地である米国ではオバマ大統領(当時は大統領選挙候補者)をはじ め、オプラ・ウィンフリー、シャキール・オニール、ブリトニー・スピアーズなどの 有名人、スポーツ選手が利用しているほか、CNN、New York Timesなど、メディアの 速報サービスとして、またDellのように電子商取引へのゲートウェイとしての利用も 始まっています。 一方、政治家がTwitterを活用する事例も米国や英国では盛んで、わが国でも徐々に Twitterを始める議員が出てきている状況です。そして、最近はイランにおける選挙 結果への抗議運動にTwitterが使われているというニュースもあり、インターネット を介して連鎖しあう人々の「つぶやき」は政治的にも大きな意味を持ちうる事を示し ています。 今回のワークショップでは、Twitterが政治の世界にもたらす可能性とその影響につ いて、実際にTwitterを使っている橋本議員も迎えて議論していきます。 ■参加申し込みhttp://www.glocom.ac.jp/2009/06/twitter.html
なお、会場の都合で、お申し込みいただいても入場できない場合があります。 ご迷惑をおかけしますが、予めご了承のほどお願いします。
昨今、とても重要なキーワードが RESPECT なのではないかと思ったので、ちょっとブログを書いてみます。
● iSummit2007でLawrence Lessigが語った RESPECT
下記は一昨年クロアチアのドブロフニクで開催された iSummit2007 での Lessig 教授の基調講演の映像です。クリエイティブ・コモンズ(CC)の提唱者である Lessig 教授が、軸足を「政治腐敗と戦う」ことに移すという発表をした時の有名なスピーチです。
30分のスピーチの中の、キーワードの一つが「RESPECT(リスペクト・敬意)」でした。
CCを推進していく中で、今までLessig教授はアーチストを貧乏にさせるつもりかとかアーチストにリスペクトはないのかとか様々な攻撃の矢面に立ってきました。たいていはわかってない人たち "Those who don't get it" からの攻撃。それらに対して、これからは君たちみんなが戦うんだ、と伝えています。
CCは著作権を否定するものではなく、クリエイター(作家・アーチスト・科学者や教師など)自身が自分が作った作品について選ぶライセンスの選択肢を持つべきだと主張しています。
CCを使ったからといってクリエイターがお金儲けができなくなるというものではありません。CCライセンスを採用しながらビジネスモデルを構築している例もいくつかあります。また、同じクリエイターでもお金を取るか取らないかは場合にもよります。Lessig教授が挙げた例は「例えばBritney Spearsは歌を歌ってお金を得る場合もあるだろうけれども自分の子供に歌を歌って聞かせるときにお金は取らないでしょう。」というもの。これは極端な例ですが、同じアーチストでもお金を得ることが目的の作品もあればお金以外の目的(わかちあうこと・sharing)が目的の作品もある。同じ作品でもお金を得る目的のパフォーマンスもあればお金以外の目的(わかちあうこと・sharing)が目的のパフォーマンスもある。CISACやJASRACの意向がどうのとかは置いておいて、アーチスト本人の意向は色々ある、ということです。CCはCCをアーチストに「押し付けている」のではなく、一つの選択肢として提示しているにすぎません。
CCではクリエイターはRESPECTされるべきであると考えています。(コメントでの指摘により、以下削除します。初期の頃のCCライセンスにはAttributionなしの物もあり、現在のCCライセンスが全てAttribution必須になっているのはAttributionなしのライセンスを選ぶ人が少なかったからという人々の選択の結果であって、RESPECTがあるからではないためです。ご指摘ありがとうございました!)だからこそ作品を再利用したりマッシュアップしたりするときには原著作物のクリエイターの名前を掲載することがCCの全てのライセンスにおいて必須になっています (attribution)。
Lessig教授はスピーチの中で、CCやオープンカルチャーのムーブメントをサポートしている「我々の活動もRESPECTされるべき "We deserve respect" 」だと語り、「わかってもらうためにはわかってもらうためのアクションを起こすべき」であり、「謙虚なだけではだめだ」 "No More Mr. Nice Guy" だと語っています。
このRESPECTという単語が色々なところでのキーワードとしてつながっているような気がしてなりません。
● iSummit2008で角川歴彦会長が語った RESPECT
一年後の iSummit2008 は日本の札幌で開催され、角川グループホールディングスの角川歴彦会長に基調講演をお願いしたのですが、その際に YouTube の角川チャンネルで MAD 作品を公認していく取り組みについて語られました。講演の中では「キーワードは愛。作品に対する敬意があれば、そのMADを認めていく。」と語っておられ、コンテンツホルダーとして実際にそれを実践してみせておられます。 CNet記事より引用:
「作家が嫌がるMAD(二次創作動画)は排除するが、作品への敬意があるMADは認めていく。キーワードは『愛』。コンテンツに対する尊敬があれば、我々はそのMADを認める」――角川グループホールディングス(角川HD)代表取締役会長兼CEOの角川歴彦氏が8月1日、札幌で開催された著作権に関するイベント「iSummit '08, Sapporo」に登場。YouTubeなどに投稿されているMADへの思いを明らかにした。
iSummiit2008 での Lessig 教授と角川会長の貴重なツーショット。
● ニコニコ動画の中での RESPECT
ニコニコ動画の中には様々なコメントが飛び交い、荒らし行為(特定の動画や投稿者を攻撃するコメント)のような物が見受けられるのも事実です。しかし多くのユーザは動画を作れないわけで、動画を作る人(歌ったり踊ったり電子工作をしたりする人など)に対しては高い敬意を表していると思います。「うp乙(アップロードしてくれてありがとう!)」のようなコメントもよく見かけます。また、歌うのが上手い方も電子工作はできなかったり、絵が上手い人も演奏はできなかったりと人それぞれ得手不得手は異なります。たいていの人は(興味があるにせよないにせよ)自分が得意ではないジャンルで優れた才能を持つ人をニコニコ動画で見つけることができるでしょう。そしてそれに対してプロアマ問わずお互いに惜しみない賞賛を与えています。例えばプロの漫画家グループのCLAMPさん (X, コードギアス, リグヴェーダ, XXX Holicなど)はニコニコ動画で見つけた音楽にほれ込み絵をつけさせてもらったととのことで、その動画がこちら。プロのノンフィクション作家、科学ジャーナリストの松浦晋也さんはニコニコ動画で出会った数多くの初音ミク/VOCALOID作品のすばらしさについてブログでおおいに語っておられます。先日のブログでも書いた通り「ARToolkitで距離を表示してみた」という動画は、ARについて研究しておられる大学教授をもうならせる作品でした。また、「機動警察パトレイバー」や「究極超人あ~る」などで有名なプロ漫画家のゆうきまさみさんもニコニコしています。(※ちなみにプロが作品をニコニコ動画に投稿することも多く、その場合「先生何やってんすか」「先生仕事してください」「プロの犯行」等、愛情たっぷりの(ツンデレ?)コメントが寄せられることが多いようです。それらの「プロの犯行」をまとめた方がいらっしゃったのでご紹介しておきます。)
ニコニコ動画の中にはたくさんの動画コンテンツやMAD作品があふれており、中には削除対象となるようなコンテンツもあります。ニコニコ動画の違法コンテンツの削除プロセスには以下の3つがあります。
1)ニコニコ動画の運営側が雇っている「削除人」が監視しており、見つけ次第削除
2)コンテンツホルダーが通報して削除
3)ユーザが通報して削除。
おそらく前2者が多いのではないかと思うのですが、実はユーザの中では、「これはセーフ、これはアウト」というような暗黙のルールが存在しているようです。その暗黙のルールに反したことを行うユーザは、すぐに他のユーザから袋叩きのコメントを受け、動画は削除されてしまう。そこには色々なルールがあるようですが、例えば有料のパッケージコンテンツ(CDやDVD)などをそのままアップロードするなどの行為を行うと「クリエイターがどうやって食べてると思っているのですか」「非常識」「通報しますた」のようなコメントがあふれます。クリエイターがいるから我々がよい作品を楽しむことができるということ・クリエイターの方たちも食べていかなければいけないことを理解し、クリエイターの方への感謝と敬意はきちんともっているユーザが多いということだと思います。もちろん全員がそうだとは言いませんが。(※ちなみに、動画をプロモーション・お金儲けのためにアップすると嫌われ、ネガティブなコメントが殺到してしまう現象を「嫌儲」といいます。ニコニコ動画内の嫌儲についてはニコニコ大百科の記事が詳しいです。その逆が「振り込めない詐欺」に代表される、ユーザーがお金を払いたくなるほど素晴らしい動画やツールを無償で公開した作者に対して表される敬意と感謝の気持ちのコメントやタグです。)
ところで、何故今頃こんな懐古をしているかというと、最近日米で起きていた「オープンソース」についての議論について思うところがあったからです。
● 日本で起きたオープンソース論議1(オープンソースの定義)
以降梅田望夫さんの引用が多くありますが、私は梅田さんはオープンソースの素晴らしさをわかっておられた上で書いたり話しておられると思っております。ただ、彼のインタビューや記事等が議論の発端になっていることが多いので、引用させて頂いています。批判をするためではなく、建設的にしたいなあというのが私の思いです。
もう議論は一周してしまっているので今更説明はいらないと思いますが (^^;;
ウェブ進化論等の書籍で有名なシリコンバレー在住のコンサルタント梅田望夫さんがフォーブスに3月に掲載された「目からうろこが何枚も落ちたオープンソースの“人間的本質”」という記事の中でRubyの開発者まつもとゆきひろさんとインタビューを行っており、オープンソース開発に参加する人々の動機について質問をしています。記事自体は大変興味深い。ただ、この中の「オープンソース」という単語の定義が間違っているのでは?との指摘が行われました。いわく、
梅田さん:「オープンソースとは、ソフトウェアのソースコード(人が記述したプログラムそのもの)をネット上に無償公開し、世界中の不特定多数の開発者が自由に参加できる環境を用意し、そのソフトウェアをさらに開発していく方式のことだ。」
全然違います。 「無償公開」する必要は全然ありません。 金を取って公開しても構いません。 利用や再配布に制限を行わないからといって、 何もかも無料で公開しろなんてルールはどこにもありません。
「世界中の不特定多数」が参加する必要もないし、 そういう環境を提供する必要もありません。 完璧に違うことと勘違いしていらっしゃいます。
「開発していく方式」のことでもありません。 オープンソースというものは、 あくまでライセンスでこうだったらオープンソース、そうでなかったらオープンソースでない、という条件を定めているだけです。
無償公開でなくてもよいというのはそうですね。私もお金を払ってオープンソースのハード・ソフトを使ったことあります。そういえば先日オープンソースハードウェアを作っておられる Mitch Altman さんの通訳を務めさせて頂いた時に、会場内で通りがかった人から「オープンソースなのにキットを買うのにお金払わなきゃいけないの?無料ならいいけど。」と言われて悲しい思いをしました。ソフトももちろん無料でできるわけではないけれど、ハードのキットなんて無料で差し上げていたら部品代だけで大赤字になっちゃいます (> <)
世界中の不特定多数が参加する必要もないというのも必須ではないのでしょうね。ただ、成功したオープンソースプロジェクトには世界中の不特定多数の人たちが参加して盛り上がっていくということはあるのでしょうが。。。
開発方式なのかライセンスなのかについては単純ではないようなので細かく見ていく必要があるようです。
● 「オープンソースの定義」と「オープンソースのソフトウェア」と「オープンソースのライセンス」と「オープンソースという開発手法」について
私立文系非エンジニアの私がこのパラグラフの内容を理解し、そして記述するために、八田真行さんのSourceForge.jp記事「オープンソースの二つの意味」を抜粋引用させて頂いております。是非元記事をお読み頂ければと思います。
また、こちらの2記事も参考にさせて頂きました。こちらも是非お読み頂ければと思います。ITアーキテクト記事「オープンソースの定義とライセンスを理解する」 ・ 日経ITPro記事「オープンソース的」という言葉の誤解と希望」
「オープンソースの定義」
「オープンソース」について、基本に戻るときに使われるのは、オープンソース・イニシアティブ(OSI)のサイトに掲載されている「オープンソースの定義」のようです。それを要点立てしたものがITアーキテクト記事「オープンソースの定義とライセンスを理解する」に掲載されていたので引用します。
(1)オープンソース・ライセンスには、再頒布に関する制限が設けられていてはならない
(2)プログラムにはソース・コードが添付されていること。また、ソース・コードでの頒布も許可されていること
(3)オープンソース・ライセンスでは、ソフトウェアの改変、派生ソフトウェアの作成、また派生元ソフトウェアと同じライセンスの下での再頒布を許可すること
(4)ソース・コードと一緒に、バイナリ構築の際にプログラムを改変するための「パッチ・ファイル」を頒布することを認める場合に限り、オープンソース・ライセンスによって、改変されたソース・コードの頒布を制限することができる
(5)オープンソース・ライセンスは、特定の個人やグループを差別してはならない
(6)オープンソース・ライセンスは、特定分野でのプログラムの利用を制限してはならない
(7)オープンソース・ライセンスによってプログラムに付与された権利は、そのプログラムが再頒布された者すべてに等しく認められなければならず、何らかの追加的ライセンスに同意することを必要としてはならない
(8)オープンソース・ライセンスは、特定製品でのみ有効なものであってはならない
(9)オープンソース・ライセンスは、そのライセンスが適用されたソフトウェアとともに頒布される他のソフトウェアに制限を課してはならない
(10)オープンソース・ライセンスは、技術的に中立でなければならない
「オープンソースの定義」を翻訳なさった八田さんの記事「オープンソースの二つの意味」より引用:
「オープンソースの定義」が試みているのは、ソフトウェアの第三者による利用、特に改変や配布に関して著作権者が課す条件に対し、一定の基準を設けるということである。これにより、法的状態としてのオープンソースが保証されているソフトウェアであれば、個別にはどのようなライセンスが適用されていても、大筋では同等の自由度を持った利用法が認められる。ゆえに、著作権者の顔色を窺わなくとも、誰でも安心して自由に利用できるようになる。これは不特定多数によるソフトウェアの円滑な開発には大変資するもので、開発者や配布者といったソフトウェアの本格的な利用者にとっては非常に重要なことだ。近年では、ソフトウェア以外のコンテンツ一般の文脈においても、このコンセプトが応用されるようになってきた。その一例が、クリエイティヴ・コモンズである。
「オープンソースのソフトウェア」
八田さんの同記事では「ソフトウェア開発における『オープンソース』という言葉は、上記「オープンソースの定義」を満たしたライセンスの下で公開されているソフトウェア、という意味である。」と書かれています。
「オープンソースのライセンス」
「オープンソースの定義」を満たしたライセンスのことを指し、Opensource.orgにはGPLをはじめとして66種類ものライセンスが掲載されています。「オープンソースの定義」自体は、ライセンスではなく、ライセンスのためのフレームワークにすぎません。よって、オープンソース・ソフトウェアを利用する場合には、そのソフトウェアのライセンスの各条項に従うことになります。
「オープンソースという開発手法」
しかし、多くの人が「オープンソース」と聞くと思い浮かべるのは「情報がオープンにされ、世界中の不特定多数のエンジニアが協力して開発が行われるというLinuxやMozillaにおける開発成功談。しかし、これは「バザールモデルであってオープンソースではない」という指摘を色々なところで見ました。
「バザールモデルってそもそも何だっけ?」とか「バザールモデルとオープンソースはなんでごっちゃになっているの?」とか「オープンソースイニシアティブはなぜバイブルとされているの?」という疑問を払拭するために歴史を紐解いてみると、そもそもオープンソースという開発手法が広まるきっかけになったのはRichard Stallman氏が所属する「Free Software Foundation」が「GNU GPL(General Public License)」というライセンスを作成し、それを適用したLinuxが成功を収めたこと。これを受けて『伽藍とバザール』を執筆したEric Raymond氏が「オープンソース」という考え方を提唱し、この開発手法をビジネス界に売り込むための、いわばマーケティング・キャンペーンを展開し、「オープンソース・イニシアティブ(OSI:Open Source Initiative)」という組織を作りました。ここでEric Raymond氏が狙っていたのは、一般ユーザ層へのオープンソースソフトウェアの普及と浸透であり、分かりやすくてキャッチ―な話が必要とされたため、「こうすればソフトウェアの開発はうまく行く」というような、具体的な方法論や成功譚を持ち出したとのことです。そこに合致したのが「ソフトウェア開発において,組織の異なる世界中の技術者が開発を行う」手法 「バザールモデル」とLinuxの成功例。こうして、一般の人が「オープンソースの定義」を知らずしてオープンソースを開発手法とその成功話ありきで認識するようになったということのようです。
なお、「情報やソースコードを『オープンソースの定義に則ったオープンソースとして』は公開していないソフトウェアだがソースコードがおまけでついている」とか「ソースコード等はオープンソースにしないが、APIを公開する」等により、オープンソース「的」に開発を行っているという例はあるので、「『オープンソースの定義による条件』を満たさないとオープンソース的開発はできない」ということではないし、「オープンソース的開発手法を使っていなくても『オープンソースの定義』を満たしていればオープンソースといえる」わけで、「オープンソースの定義」と「オープンソース的開発形態」は必ずしも一致しません。
なぜ「オープンソースの定義」にこだわるべきなのか。「オープンソースの定義を満たさないけれどもソースコードが公開されている」場合の問題点は、「オープンソースの定義」の改変や配布に関する条件を満たしていないため、後で権利者の都合が悪くなれば潰されてしまう可能性もあります。「オープンソースの定義」が素晴らしいのは、権利関係がグレーにならないよう、明確化していることです。単に「ソースコードがオープンな状態である」だけではなく、それを使ってエンジニアが開発を行ったときに生じる様々なことを考えて記述された「オープンソースの定義」に則っていることが重要。。。ということだと思います。
だからこそ、単に「ソースがオープンだからオープンソースだよーん」とか「オープンソース的に開発してるからオープンソースだよーん」と安易に言ってしまうことに対してオープンソースコミュニティに参加している開発者の方々は警鐘を鳴らしているのだということが色々読んでいく中でやっとわかってきました。
● 日本で起きたオープンソース論議2(「オープンソースソフトウェア」と「オープンソフト『的』協力」、そしてそれらは日本に根付いているのかいないのか)
もう一つのオープンソースに関する議論は「イノベーションはなぜ起きたか(上)」というインタビューにおいて梅田さんが「日本にはサブカルチャー領域は別としてオープンソース的な動きが根付いていない」と語られたところから端を発しています。
例えば、インターネットが社会にもたらしたインパクトのひとつに「オープンソース」という考え方があります。これは元々ソフトウエア開発に端を発した概念なのですが、いまやそれにとどまらず、世の中をより良い方向に導くと思われるテーマがネット上で公開されると、そこに無数の知的資源が集結して課題を次々に克服していくといった可能性を含む、より広い応用範囲での思考や行動原理を意味しています。
サブカルチャー領域への応用は少しずつ進んでいるのですが、全体として、こうした動きがいまだに日本では根付いていません。政治とか社会変化がテーマとなると特に、陰湿な誹謗・中傷など「揚げ足取り」のような側面の方が前に出てきていて、ウェブのポジティブな可能性──何か知的資産が生まれそうな萌芽がネット上に公開されると、そうしたことに強い情熱を持った「志向性の共同体」が自然発生して、そこに「集合知(ウィズダム・オブ・クラウズ)」が働き、有志がオープンに協力してある素晴らしい達成をなし遂げるといった公的な貢献──を育む土壌がありません。
この発言は「オープンソースソフトウェア」について語ったわけではなく、日本のネットでの政治・社会的テーマでの「オープンソース的動き」について語っているものだそうですが、オープンソースコミュニティの方たちを中心に激論が起きてしまいました。日本人のオープンソースコミュニティへの貢献度をないがしろにしないでくださいと。たいていのオープンソースプロジェクトは無名のままだけれども、みんながんばってやっているのを台無しにしないでくださいと。梅田望夫にオープンソースを語るなとガツンと申し上げたいというひがやすをさんのブログ記事がその発端になっています。
そもそも、「オープンソフト『的』協力」とは何をさすのか。梅田さんはご自身の著書「シリコンバレーから将棋を観る」について、「何語に翻訳しても自由」と4月に宣言し、5月には英訳・仏訳プロジェクトがスタートしたことを受け、「オープンソース的協力が成立する要件についての実験と考察」という記事をアップされました。
「ウェブ進化論」以降の一連の著作の中で、オープンソース現象や、オープンソース的協力の可能性について論じてきた。そして、同時代的に実験が続いていてまだ解がはっきりわかっていない「オープンソース的協力の成立要件」について、これまでずっと考え続けてきた。そしてその大切な要件のいくつかを満たす条件が整うチャンスがあれば、自分でも挑戦してみようと思っていた。
プロジェクトの中核に、尋常でない情熱が宿っていること。
そのプロジェクト自身に大きな意義がありそうに思えること。
プロジェクト・リーダーの私的な利益に供しないこと。
オープンソース的協力がなければプロジェクト自体が成立しないだろうこと。
プロジェクトに参加するために必要なスキルがわかりやすいこと。
これが梅田さんの定義する「オープンソフト『的』協力の成立要件」。ソフトウェアとしての「オープンソース」とは全く別のものとして、社会的な「オープンソース的協力」という概念について話しておられます。
「オープンソース的協力が日本に根付いているか」
それでは、その条件に合致するようなプロジェクトが日本にどのくらいあるのかなと。先のひがさんのエントリーのコメントにいくつか挙がっているようでしたので紹介しておきたいと思います。
著作権上問題のない様々な作品を翻訳するプロジェクト。「青空文庫の翻訳版だと思ってほしい」そうです。
**7/8追記**
はてなブックマークのコメントでid:SUMさんからWiki文化・WikipediaとOpenStreetMap Japanは?とのご意見を頂きました。
これは素晴らしいプロジェクト。
クリエイティブコモンズのBY-SAライセンスで公開されています。
日本発くくりで考えていたということで入れていなかったのですが、もちろん日本でも多くの貢献者がいる無料のオンライン百科事典です。
Wikiを使ってまとめサイトがすぐ作られるのも日本のネット文化の特徴の一つ。すごく個別具体的なもの(例えばUSBメモリまとめwikiとか)や事件が起きたときのまとめ、更にはまとめサイトのまとめサイトまであります。
**追記終了**
もちろんニコニコ動画等を見ていると、1)尋常ではない情熱があり、3)私的な利益に供さず、4)オープンソース的協力がなければ成立せず、5)必要スキルがわかりやすい。。。というプロジェクトは山ほどあると思います。そこに2)大きな意義があるかどうかは考え方次第で、最初は大きな意義がない遊び本位のプロジェクトでも、そこからどんどん意義が膨らんできて素晴らしいものができることもありますし、「サブカルじゃん」で切っちゃうのはもったいないと思います。 「オープンソフト『的』社会プロジェクト」が日本で根付いているか根付いていないか、事例が多いか少ないかは評価できないけれど、こういった議論をきっかけに、水面下でひっそりと行われていた良質かつ大きな意義を持つプロジェクトがどんどん表に出てきてくれればいいなあと思います。
「オープンソースソフトウェアが日本に根付いているか」
これはまた別の議論。もちろんRubyの開発者まつもとさんが世界に誇るべきエンジニアなのはもちろんですが、それ以外のオープンソースプロジェクト参加者もたくさんいるはず。ひがさんのエントリーには、「日本のオープンソースの現状について、Linux kernelに特化した資料ですが、commit数:日本 5番目/67ヶ国中(4440件/110290件)参加人数:日本 5番目/67ヶ国中(111名/4373名)」というデータがコメントで寄せられていました。(ただしcommit数は世界5番目とはいってもアメリカの1/5以下) 日本発のオープンソースプロジェクトでRubyほど大きくはなくても頑張っている物もあるし、成功しなくても頑張ってきた人たちはいるし、海外発のプロジェクトに貢献している日本人もいっぱいいる。でも、それを数値化するのって難しい。
- Ruby(日本、まつもとゆきひろ氏)
- IPv6(日本、Itojun氏、KAME、USAGI)
- KOffice and KSpread(インドネシア、Ariya Hidayat氏)
- Apache AXIS Webサービススタック(スリランカ)
- Seasar2アプリケーションフレームワーク(日本)
- JFox (a J2EE container) and Orbas (a CORBA implentation)、(中国)
- Sylpheed(日本、山本博之氏)
- GCC and libc、(H.J.Lu氏)
- Hermes H2O open source AS2 Messaging Gateway(香港)
- Postgresql(日本、井上博史氏, 斉藤 浩氏, 石井達夫氏)
- その他、Linux、PHPなどの「メインストリーム」に参加した無数のアジアン。例えばFreeBSDはアジア人が多い。
いや、絶対もっとあるはず! :D でもまずは作るところから。。。
**7/7追記**
たとえば、帳票のけい線をきっちりキレイに印刷するといったことについては、日本人技術者の感性が非常に適していると思っています。またシステムにバグがあることが判明した場合、その原因究明や修正についても、日本人は非常に優れています。そうした技術に対する感性を実装したいのです。<中略>
日本から海外への発信という点で、工内氏が強調するのが、開発を競うシンポジウムである「Ottawa Linux Symposium」で日本人発言者が増加していることだ。この7月に開催された同シンポジウムでは、日本人が4人発言しているという。また、シンポジウムとは別に、開発コミュニティー本来の活動の中で、日本から出たパッチは質・量がともに向上しているともいう。さらには、日本人が開発した機能がLinuxカーネルに取り入れられているという事例も出てきている。<中略>
「Fault Injectionは、ソフトの品質を高めるうえで非常に有用で、いかにも日本人らしい発想ですが、開発コミュニティーの中核メンバーにも非常に受け入れられて、実装されました。しかし、この機能が日本人によるものだということがあまり知られていなかった。こうしたことを日本人にももっと知ってもらって、日本からの提案をもっと増やしたいと思っています」(工内氏)
なるほど。日本人の活躍も増えてきていて、技術や感性も優れている日本人エンジニア達。ただ、それらの活躍が日本人によるものだということはあまり知られていないということのようですね。
Twitterで@jj1bdxさんから「日本云々の話をするなら,FreeBSD/OpenBSD/NetBSDのコミッターやport maintainer,それからLinux,特にDebianやUbuntuに関する話もしておくべきだと思います.」とのコメントを頂きました。というわけで下記追記します。
FreeBSD Foundationの役員に日本人の佐藤広生氏が選出。同氏はFreeBSD core teamのメンバを務めるほかAsiaBSDConの運用で中心的役割を果たしている。また、パッケージシステムであるportsのメンテナーやカーネル開発者として日本人のコミッターが多数参加しているとのこと。FreeBSDのディベロッパーのリストはこちら。日本人のお名前が見受けられます。
シャープ製パーソナルコンピュータ「X68000」シリーズ上でNetBSDが動くようにしたのは日本人であり、日本人の開発者も多いとのこと。NetBSDのディベロッパーのリストはこちら。日本人のお名前が見受けられます。「NetBSDには開発者が全部で322人いて、そのうち50人くらいが日本人」との噂も。
1000名以上のメンバーのうち、日本人の開発者は40人ほどとのこと。
OpenBSDとUbuntuに関してはちょっと数字が見つからなかったのですが、日本人エンジニアの皆さんが活躍されているとのこと。
**追記終了**
● 日本で起きたオープンソース論議3(オープンソースのクオリティ)
もう一つ。梅田さんの「オープンソース的協力が成立する要件についての実験と考察」という記事に対して、(オープンソースは無料とは限らないし、内容がオープンソースではなくバザール方式についてだし、)オープンソースだから質が悪くてもOKというのはオープンソースに対して失礼なのではないかという指摘が入りました。
オープンソースのソフトウェアで質の高いものはたくさんあります。ちなみに私が最近興味があるのはオープンソースのハードウェアの方なのですが、昔のシンセサイザーで販売停止されてしまったものがあったということで、シンセサイザーを作ってオープンソースライセンスで公開したのよ、買うこともできるわよーという驚くべき女性 Limor Fried さんにお会いして感動したのですが、素晴らしいものはたくさんあります。
ここまで言葉の定義について細々と見てきておいてなんですが、結局のところ一番重要なことはオープンソースプロジェクトで頑張っているソフトウェアのエンジニアやハードウェアのエンジニア、そしてエンジニアではなくとも、「オープンソース『的』プロジェクト」に関わっている人たちへの RESPECT が感じられるかどうかの重要性が一番大きいのではないかなあと思った次第でした。
● アメリカで起きた小さな「事件」
TEDカンファレンスという世界中から有識者が集まるカンファレンスがあり、そのカンファレンスの中で行われたスピーチはクリエイティブ・コモンズライセンスで公開され、カンファレンスに参加していない人もみんな見ることができるようになっています。
私はTEDが大好きなので公開されるビデオをよく見たりもしているのですが、先月公開された一つの動画についてふと。内容としてはARについて紹介するちょろっとした短いもので、画面にオブジェクトを3Dで見せては会場が「おー!」と沸く。ズームさせたり引いたりするとまた「おー!」と沸く。そしてぐるっと回転させると益々沸く会場。確かに日本でも一般の方にARを見せたら驚かれるのかもしれないけれど、既に「もうマーカーで3Dオブジェクト出してるだけはもう飽きた!」ということで開催されたVR,ARの先のXRを探そうという「VRARXR勉強会」が開催されて大学生とかが山ほどプレゼンしている感覚とのギャップ。更にもう一つ、このプレゼンテーターが自分が作ったプロジェクトを出しているならともかくちょろっとARのデモを見せているだけなのに、あたかも自分の作品であるかのように見せており「え?それってあなたが作ったものなの?」という違和感。
案の定その動画はオープンソースコミュニティの人たちからたくさんのコメントが寄せられ、「このプレゼンテーターはPapervisionとFLARtoolkit2つの偉大なオープンソース・プロジェクトについて言及しないことによりわざと手柄を横取りしており、TEDの信憑性を落としている。」などと書かれ、結果的にTED側はそのビデオを削除するに至りました。
これもやはりオープンソースプロジェクトをやってきている人たちへの RESPECT が感じられないということによる問題だったのではないかと思います。
オープンソースプロジェクトの成果物は、結果として表に出すときに有償の場合も無償の場合もあるけれども、作るときのハードや人件費など考えると無料でできているものではなく、かつ有償の場合もそれでお金儲けをしてがっぽがっぽしようという意思の元に行われているものではあまりないと思います。だからこそ、RESPECTするということが非常に重要なのであって、そういったお金とは別の価値の重要性を理解することが非常に重要なのではないかと思いました。
● 最後に
冒頭に戻るのですが、 クリエイティブ・コモンズが様々な人から無理解と攻撃を受けていた頃、 Lessig 教授は「もっとここにいるみんなが声を上げて、その素晴らしさを伝えていくべき」「我々の活動はもっとRESPECTされるてしかるべき」だと語り、「わかってもらうためにはわかってもらうためのアクションを起こすべき」で、「謙虚なだけではだめなんだ」と説いていたのですが、オープンソースもそういうことなんじゃないかと思えました。
日本のオープンソースエンジニア達がすごく活躍しているのであれば、それを声をあげて伝え、日本のオープンソース的プロジェクトが非常に素晴らしいのであればそれを声をあげて伝えていければと思います。それは安易な売名とかではなく、エネルギーをかけて優れたものを産み出してきた人達への正当な評価として。
日本語で読んでいた情報をまとめて翻訳して英語ブログに掲載して、それを再度日本語に翻訳しなおすというのも不思議な話ですが英語ブログに掲載していたInternet Usage by Politiciansという記事が好評だったので日本語ブログでも多少加筆修正しながら書いてみたいと思います。ちなみに読んでおわかりになるかと思いますが、念のため。私は政治に関して何ら主義主張をしているわけではなく、あくまで事実を元に書いているつもりです。また、政治はまったくの専門外ですので色々ご指摘頂ければ修正させて頂きますのでよろしくお願いします。
政治家によるインターネット利用は日本ではなかなか複雑なところもあり、アメリカでオバマ大統領がやっていたようなキャンペーンはやりにくいという現実があります。なぜか。というわけで、まずは用語の確認。
● 用語の定義
日本の政治とインターネットを語る上で2つ重要な単語があります。東京都選挙管理委員会のホームページから引用します。
【選挙運動】
特定の選挙に、特定の候補者の当選をはかること又は当選させないことを目的に投票行為を勧めること。
日本では、選挙期間は公示日・告示日に立候補届出をしてから投票日の前日までと定められており、衆議院議員選挙で12日間、参議院議員選挙で17日間となっています。(現実はどうあれ)ルール上はこの期間だけ、投票の依頼ができることになっている。
この「選挙期間」以外に当選を目的として投票の依頼などを行うことは禁止されており、これが米国の選挙キャンペーンのように長期間アピールを続けることができる環境と決定的に異なります。なぜこのように選挙期間が短く定められているかというと、選挙期間が長引くとコストが増大してしまうためだそうです。
【政治活動】
政治上の目的をもって行われるいっさいの活動から、選挙運動にわたる行為を除いたもの。
インターネットは「政治活動」には使ってよいので、政党や政治家は広報活動の一環としてホームページやブログを開設しているわけです。
政治家の方たちは政治家ブログサイトele-logを利用したり、自前のホームページなどをそれぞれ作られています。河野太郎さんや世耕弘成さん、石破茂さんのブログなど数々のブログがあり、Yahooには衆議院議員ブログリストや参議院銀ブログリストがあります。
しかし、インターネットは「選挙運動」に使うことはできない、と言われています。
その根拠とされている公職選挙法142条を引用:
(文書図画の頒布)
第142条 衆議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書並びに第1号から第3号まで及び第5号から第7号までに規定するビラのほかは、頒布することができない。この場合において、ビラについては、散布することができない。
ウェブサイトの更新・ブログの執筆・メールマガジンの送信等のインターネットの利用はこの 「文書図画の頒布」 にあたると解釈されています。
2005年にこの件は議論を呼びました。民主党が選挙期間中にホームページを更新し、メールマガジンを送信し、それに対して自民党が総務省に公職選挙法違反ではないかと通報。民主党は自民党もニュース記事をアップデートしたと反論、といった事件が起きました。その頃の記録をこちらで見ることができます。
2007年には自民党・民主党共にウェブサイトを更新したもののお互いに黙認をしたようです。
「音声は文書図画ではないだろう」ということでポッドキャストをアップデートする政治家もいたもよう。
ライブドアの元社長堀江さんが選挙に出馬したときはライブドアのポータルサイトではトピックスページに政治関連記事を掲載しない等の措置が取られていました。
ちなみに、公職選挙法は政党や政治家だけではなく、何人にも適用されるため、ブロガーがブログに「候補者××さんに投票しよう~」と書くと公職選挙法違反になります。逮捕されることはないでしょうが。。。再び公職選挙法より引用:
(文書図画の頒布又は掲示につき禁止を免れる行為の制限)
第146条 何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広告その他いかなる名義をもつてするを問わず、第142条(文書図画の頒布)又は第143条(文書図画の掲示)の禁止を免れる行為として、公職の候補者の氏名若しくはシンボル・マーク、政党その他の政治団体の名称又は公職の候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し又は掲示することができない。
● ニコニコ動画
ニコニコ動画はちょっと面白いポジションにいると思っています。
国会討論のテレビ録画動画を勝手にアップしたユーザがいたのですが、その中での共産党の志井和夫さんの発言がニコニコ動画を見ている若者達にとって納得のいくものだったということで再生数やコメント数がどんどん上がっていくというケースがありました。ニコニコ動画のユーザは若者が多く、この世代はテレビをあまり見ない・政治に関心が高くないと言われており、政治家にとってはリーチのしにくい層だったのだと思います。ところが発言内容が若者にとっても納得のいくもので、かつ誰かがこれは面白いとお勧めしてくれたり人気動画になっていたりすると、興味が沸いて見に行く。そういった反応を見た共産党はその後動画をあげていき、ニコニコ動画が政治家にとって若者に声を聞かせる一つの手段になりました。
そこで、ニコニコ動画が「ニコニコチャンネル」というサービスを始めたときには政党や政治家のチャンネルがどんどん作られました。
政党のチャンネル(自民党・民主党・共産党など)
更にニコニコ動画が動画生中継のストリーミングサービス「ニコニコ生放送」というサービスを始めると、政治家達はそれを使い始めました。生放送の最中にユーザ達は動画の上にコメントを書き込むことができます。(もし政治家がそうしたいと思えばそのコメントをリアルタイムで見ながら答えることもできますが、必ずしもそうするとは限りません)こちらは小沢一郎さんが民主党の党首だったときのニコ生で、下記は共産党の志井さんのニコ生の様子です。「海外ではどうなので日本もこうすべき」という与党批判を行うと、「その証拠は?」「よそはよそ!うちはうち!」「いやいや日本でも。。。」みたいなコメントが投稿されてきます。
麻生首相もニコ生は利用しています。秋葉原での街頭演説をニコ生したときの様子です。
自民党はその後、ユーザを200人国会議事堂と自民党本部に招待し、彼らの質問に答えるという形でのニコ生を開催し、5000人が観覧していました。そのときの動画はこちら。
ニコニコ動画にはもう一つ「ニコ割アンケート」というサービスがあり、ニコニコ動画のユーザにアンケートをとることができます。その中で、麻生首相に聞きたい質問を投票してもらい、首相に回答してもらうという番組も行われました。そのときの動画はこちら。
ニコニコ動画には見ていてどきっとするコメントもあるので、政治家の皆さんは嫌がるかなと思ったのですが、こんなに使われるとはびっくりしました。
● 公職選挙法改正について
公職選挙法の改正についてはかなり昔から議論が行われており、民主党は10年前の1998年6月18日にインターネット選挙を解禁する公職選挙法改正案 を提出しており、その中で選挙期間中のインターネット利用に関する条項が入っていますが今日まで改正は行われていません。
この10年前の改正案の中に「こ の公職選挙法改正で、インターネットのホームページでの選挙運動が可能になることによって、政策本位の有権者との対話が実現する。」という文言がありま す。この1文に、1998年の時点でも2つの重要な点が理解されていたことがわかります。すなわち1)有権者と「対話」を行うことが重要で2)対話の内容 は「政策」本位であるべきということです。
アメリカのオバマ大統領のキャンペーンから学べることはたくさんあると思いますが、彼は国民の理解を得よう・対話しよう・できる限りインタラクティブであろうとしていたと思います。"Change Government"の サイトでは、国民はオバマ氏が大統領になったら期待することやアイディアを投稿することができ、それを見た人がそのアイディアに投票することができ、政策 チームは新しいアイディアをそこで公開して意見を募ることができ、そして国民は質問を投稿するとHouse Press Secretaryから回答を得ることもできました。こうしてオバマ大統領達は人々が何を求めているかを知ることができ、人々はオバマ大統領が何をしよう としているのかを知ることができ、そしてそれに対して意見を投じることができ、お互いの理解と対話を深めることができたのだと思います。もちろんゴミ投稿も多発し、必ずしも意図した通りにばかりはいきませんが、少なくともサイトは、具体的な政策につ いて、意見を交わすことができるように、と設計されていました。
公職選挙法等の一部を改正する法律案要綱
一 インターネット等を用いた文書図画の頒布の解禁
1 何人も、選挙運動のために使用する文書図画を、ウェブサイト、電子メールその他のインターネット等を用いて受信者の使用に係る電子計算機の映像面に表示させる方法(以下「インターネット等を用いる方法」という。)により頒布することができるものとすること。
2 ウェブサイトを用いる方法により頒布される選挙運動のために使用する文書図画は、第129条の規定にかかわらず、選挙の当日においても頒布することができるものとすること。 (新第142条の3関係)
はやくこのような改正が行われるといいですね。ちなみに第2条以降はより細かいことが色々規定されています。
● Twitter
政治家によるTwitterの利用は世界中で巻き起こっています。アメリカではもちろんオバマ大統領も使っていますし、多くの国会議員が使っています。こちらの国会議員Twitterユーザリストによると、米上院議員で19人、下院議員で51人と非常に多くの議員の方達がTwitterを使っているのがわかります。カナダも首相をはじめ、多くの議員がTwitterを使っています。イギリスの首相、オーストラリアの首相など、枚挙に暇がないほどたくさんの政治家がTwitterを使っています。
この中には政治家本人がアップデートするものもあれば、スタッフがアップデートするものもあります。しかし、Twitterの本当の強みが発揮されるのはやはり政治家本人が生の声を投稿することでしょう。有名な例が共和党テキサス州選出のJohn Culberson下院議員で、下院で行われる投票についての情報をリアルタイムで投稿したり、選挙民たちからの質問に答えたりしているそうです。 Computerworldの記事から引用:
6 月12日付けの“つぶやき”としてCulberson氏は、「人々が失業保険に入るための費用を、連邦政府が納税者に支払わせることを可能にしようとする 民主党法案に、私は反対票を投じた」と書いた。同日の別の更新ではさらに、「議場では、今週最後の投票が行われた。世界各地の米軍に対する予算を認める投 票結果は得られなかった。米国防総省の資金は底を尽きかけている」と書いている。
インターネットを通じて議会の透明性を高める運動に取り組む「Sunlight Foundation」の共同創設者で理事Ellen Miller氏はCulberson氏がTwitter投稿のスタッフを抱えるのではなく、自ら読者と会話をし、日々の議員活動を伝えているのは素晴ら しいと語っています。同記事より引用:
議員みずからが立法者としての自身の公務についてTwitterに新しい情報を、しかも多くの場合、議場から書き込んで提供することは非常に新鮮で面白いことだと述べている。「Culberson氏が、現在審議中の法案についてリアルタイムで詳細に語ってくれて、その法案にどんな票を投じるつもりか、そうする理由は何かがわかる点がすばらしい」(Miller氏)
日本でも2人の国会議員がTwitterを始めています。自民党で衆議院議員の橋本岳さんと民主党で衆議院議員の逢坂誠二さん。お2人とも自らの手で言葉で、今何をやっているのかとか考えていること、議会の様子をTwitterをされているのがわかります。逢坂さんは先日行われた党首討論をTwitter中継したことで話題になりました。
こちらはその中での1記事です。スピーカーの発言を書くだけではなく、自分の感想も付け加えています。
(ツイッターを使用して選挙運動を行うことについて)
公職選挙法第142条第1項は、選挙運動のために使用する文書図面について、同条が規定する通常葉書又はビラのほかは、頒布することができないと規定しています。
コンピューター等のディスプレイ上に表示された文字等の意識の表示は文書図画に該当するものですが、同条の規定により選挙運動のために頒布することができる文書図画ではないことから、現在、お尋ねのツイッターは選挙運動のために使用することができません。
現在の日本のルールでは、「選挙運動」にインターネット(サイト更新・ブログ・メールマガジン等の配信・Twitter)は使えません。しかし、選挙期間を除く時期に行われる政治活動に使うことはでき、こうして彼らの声をリアルタイムに聞くことができるわけです。これは大きな第一歩だと思います。
さて、再び海外に目を戻します。政治家のTwitter利用で先行している地ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
メリットについては先ほど述べたとおり、Twitterすることで政治家は有権者の生の声を聞くことができ、その逆もしかり。そんな中、色々「事件」も起きているのでその辺の話も少し。
1)Twitter中毒注意報
オランダの議会で、国会審議中に議員たちがTwitterに書き込んでいるとして下院議長のゲルディ・フェルビート氏が「礼儀上、審議中は議論に集中すべきであり、オンラインにメッセージを書き込むべきではない」と注意したというもの。オランダの政治家の中には、マキシム・フェルハーヘン外務大臣をはじめ、Twitterを積極的に活用している人がいるとのこと。(ITMedia記事より抜粋)
2)情報漏洩注意報
今年2月、米下院議員Peter Hoekstra氏は極秘の出張でイラクに行っていたのにも関わらず「バグダッドに到着」と書いてしまいました。ちなみに彼はIntelligence panelの元会長であり、国家機密を握る立場にあったそうです。バグダッド到着エントリー以降も数時間おきにTwitterをアップデートすることで彼らの旅程の詳細をばらまき続けてしまったそうです。手軽に書けて習慣化しやすいTwitterならではの過ちですが、あまりにうかつと言えましょう。(Huffingpost記事より抜粋)
3)炎上注意報
同じ米下院議員Peter Hoekstra氏が今年6月にTwitterに書き込んだつぶやきが炎上を引き起こしました。その発言とは:「現在のイラン人の抑圧と彼らのTwitterでの行動は、昨年共和党が議会から占め出された時に、われわれがとった行動に似ている」。昨年下院議長のNancy Pelosiが議会を休止してエネルギー法案の投票を阻止した際に、共和党員らがTwitterで抗議の意を表したことを指しているらしいのですが、あまりの無神経な失言にTwitterユーザたちは「今日タクシーに轢かれそうになったよ。これは天安門事件に似ている」などの皮肉を応酬したといいます。(Tech Crunch記事より抜粋)
このへんを見ていると政治家だからどうのというよりもどれもあたり前のことですよね。
ではあたり前ではないことはどんなことが起こっているか。
イランの件についてはすっかり有名ですが、実はその2ヶ月前に非常に類似した事件が起きていたということでモルドバの例を紹介します。(以下、@ITの記事より抜粋しながら引用)
今年の4月、旧ソ連のモルドバで抗議運動が起こっていました。経緯としては、4月5日に行われた議会選挙で共産党が勝利したものの、野党支持者は選挙の不正を指摘。7日以降、首都キシニョフの大統領府や議会では大規模な抗議運動が発生、負傷者も出たとのこと。このような状況を世界に知ってもらおうとモルドバのインターネットユーザーなどが、ハッシュタグ#pmanタグを付けてTwitterにメッセージを投稿し始めたのが7日。7日には#pman付きのポストが830件、8日には1672件の投稿があったそうです。#pmanはキシニョフの中央広場「Piata Marii Adunari Nationale」の略で、当時はこれを「Twitter革命」と呼ぶ人もいました。
1)「#hashtags」を使ってTwitterする 2)国内(および周辺国)から多数のポストがある 3)重要な情報はReTweet(再投稿)されて多くの人に広がる 4)Facebookにも抗議運動の情報が多く掲載 5)Twitterを使って国内の問題を海外にも知ってもらおうという戦略 6) キシニョフでは携帯電話の利用が制限され、Facebookなどのソーシャルサービスもモルドバの主要ISPによってフィルタリングされていたもよう。。。とここまで読むと、イランの事件との類似性が数多く浮かび上がってきます。つまり、Twitterユーザ達はイランの件で初めてこういう現象にあったわけではなく、規模は小さいながらモルドバで既に一度洗礼を受けていたわけです。
モルドバ在住のMihai Moscovici氏はTwitterやブログで積極的に情報発信をしている。もちろん、#pmanタグ付きだ。NYTimes.comの記事によると、7日だけで200人以上の新たなTwitterフォロワーを得たという。現在、Moscovici氏のフォロワーは500人に迫りつつある。#pmanタグ付きの発言はルーマニア語でのポストが多いが、Moscovici氏は英語で情報を発信している。
政府への抗議運動にTwitterが活用される初めての例はイランでもモルドバでもなく、例えば2008年12月のギリシャの暴動では、「#griots」のタグで情報がやりとりされていたそうです。
Twitterは間違いなく有効なツールではあります。恐ろしくパワフルで、新しい事例がどんどん積みあがってノウハウがたまっていっています。
6/26 以下削除します。
大変申し訳ございません、Twitterでご指摘頂いたのですが下記記事は嘘ニュースだそうです!
というわけでブログ記事はここまでで終了です m(__)m
SAN FRANCISCO—Creator Jack Dorsey was shocked and saddened this week after learning that his social networking device, Twitter, was being used to disseminate pertinent and timely information during the recent civil unrest in Iran. "Twitter was intended to be a way for vacant, self-absorbed egotists to share their most banal and idiotic thoughts with anyone pathetic enough to read them," said a visibly confused Dorsey, claiming that Twitter is at its most powerful when it makes an already attention-starved populace even more needy for constant affirmation. "When I heard how Iranians were using my beloved creation for their own means—such as organizing a political movement and informing the outside world of the actions of a repressive regime—I couldn't believe they'd ruined something so beautiful, simple, and absolutely pointless." Dorsey said he is already working on a new website that will be so mind-numbingly useless that Iranians will not even be able to figure out how to operate it.
「Twitterはエゴの強い暇人たちがする平凡なバカ話なんかを、聞いてくれる人に向けてつぶやけるようなサービスとして作ったつもりだったんだ。」「イランの人たちがどのように僕の愛する作品(Twitter)を使っているか知ったときーつまり政治運動を組織したり、弾圧的な政府について世界に知らしめるために使ったりしていることを知ったときー僕はこの美しくてシンプルでまったく役に立たないはずのサイトが台無しにされたように感じた。僕はイランの人たちが使い方もわからないほどもっと役に立たない新しいサイトを、今作っているよ」と語ったといいます。
先日、英語のTwitter世界はイラン問題で沸騰しているときに日本のTwitter世界はガンダムの落雷ネタで盛り上がっていることを嘆いてみたりしてしまったのですが、日本のユーザは実はTwitterの創業者Jack Dorseyが正に意図した通りの使い方をしているということかもしれません。そこに「バカ(な話)と暇人」という二つのキーワードが入っていたことも見逃せません。(ちなみに私はバカで暇人と言われる人には、頭がよくて忙しい人が作れない面白いものを作り出す可能性があると思っているので、バカと暇人がたくさんいるweb世界もちっとも「残念」だとは思いません。それに、世の中頭がいいと思っている人が実はバカだったり、忙しい忙しいとか言っている人が実は時間の使い方が下手なだけかもしれないし、「バカで暇人」に見える人が実はすんごい能力者だったってこともありえるし。頭がよくて忙しい人「も」含めて色々なバラエティに富んだ人々がいた方が面白いと思っているだけです。ネガティブコメントは別です。できればポジティブに、批判があればよりよくする提案に変えて気持ちよくウェブ世界にありたいと思います。。。)
さて、創業者の意図はさておき、Twitterの有用性は既に証明されてしまっているわけで、我々はどのようにそれと向き合い、使うのか。政治家はどのように向き合い、使うのか。などなど、色々なことを考えさせられる日々です。
昨日、Joiが慶応大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)でデジタルジャーナリズムについての授業をやるので遊びに来ないかと誘って頂いたので覗きに行ってきたのですがちょっと実験的というか大変面白かったのでブログ記事を書きます。
まず、KMDについて。
パンフレットを見ると、デザイン・マネジメント・テクノロジー・ポリシーの4つが理解できる人材を育てようとしているようです。今までの大学教育は一般教養はあるものの、法律だけ。経営だけ。技術だけ。。。というように専門性を高めていく傾向があったと思うのですが、今の世の中マネジメントとテクノロジーが両方わかる人、テクノロジーとデザインが両方わかる人、ひいてはデザイン・マネジメント・テクノロジー・ポリシーの4つがちゃんとわかる人というのは極めて貴重な人材で、それを大学院という場で育てようというのは非常によい試みなのではないかと思いました。
また、教授陣も面白い人ばかりが揃っています。すっごく誉め言葉的意味で、子供心を失わない大人の方たちが集まっているような気がしました。稲蔭先生と奥出先生のメディアアートやインタラクティブデザインは極めて面白いし、元マイクロソフト日本法人の社長・会長の古川さんはすごい方ながらiPhoneイベントとか面白・新しい物があると飛んできたり、ブログも大変面白い(最近更新がないけど)。竹中さんは元大臣ながら講演を聞くと必ず難しい問題を噛み砕いてわかりやすく話しておられるのを何度も拝見しています。稲見先生はAR(Augmented Reality)の研究では第一人者ですが、先日行われた「VRARXR研究会」ではニコニコ動画でとても面白いAR実装している人がいるのを見ては「誰かこの動画作った作者を見つけてこーい」と号令をかけた話とかされていました :) この人たちが集まったら面白そうだなーと思ったらやっぱり彼らの教授会はかなり面白いらしい。いやー学生さんたちがうらやましいです!2年前のMozilla24でご一緒したときの砂原先生♪
そんなKMDでJoiが授業をやることになりました。
授業は全て英語で行われています。前回は第1回だったので自己紹介。第2回の今回は、パネリストが5人。
日本経済新聞の小柳さん。21年のベテラン記者さん。現在はウェブサイトの構築も。
NHKのインターネット戦略部のボス、倉又さん。
元日経BPの記者で現在シックスアパート日本法人社長の関さん。
アップルについて語らせたらナンバーワンのジャーナリスト林信行(Nobi)さん。
元NTT、アリエルを経て現在AMN社長の徳力さん。
オールドメディア・組織の中で新しいことを模索している改革者型のお二人と
新しいメディアを切り開いたり広めたりというところで活躍されているお三人と
Joiという非常に面白いパネルになっておりました。なんという豪華キャスト。
そして大学院なので生徒はめちゃめちゃ少ない。なんというもったいなさ。。。(^^;;
というわけで急遽Ustreamを行い、外部からも教室の中を覗いて頂けるようにしたのでした。
さて、面白かったというのは内容もそうですが内容は学生さんたちの宿題になっているのでここで書くのは避けまして(^^;;
色々実験的だったセッティングについてご紹介。何かの参考になれば。。。
●生徒は全員Twitterとブログを開設しなければならない。
●宿題としてその日の授業についてブログ記事を書かなければいけない。
●授業中もTwitterすることが推奨され、ハッシュタグ(#kmddj2009)をつけることになっている。
●パネリストの後ろのスクリーンには、#kmddj2009のtweetを流し続ける。こんな感じ。
学生さんたちのPCもTwitter開いてますね。
●授業はUstreamを使ってライブ中継で流す。(録画しておいたので、今もここで見れます。)
●動画の撮影は別途ちゃんと行われているので、USTより良いクオリティの物が改めて公開されると思います。
●授業の前に生徒さんたちからmodel releaseをもらっており、この授業の内容はCreative Commons licenseで公開します。
(model releaseなしに単に撮影してCCライセンスで公開するというのは今まで結構やっていたと思うのですが
CCライセンスは著作権しか規定していないので、肖像権等についてはmodel releaseをもらった方がよいということです。)
●Ustreamを行い、かつTwitterの#kmddj2009をスクリーンに流し続けることで、会場の外とのインタラクションが始まります。外部の人たちも#kmddj2009でtweetしてくれるとスクリーンに発言が表示されるので、パネリストもちらちらと後ろをチェックしながらディスカッションを進めています。
例えば授業の内容にはTwitterとイランとジャーナリズムという内容も出たのですが、そのときAljazeeraの@mohamedさんもこのストリーミングを見てくれていました。イラン関連のTwitterの情報は誤情報やデマが多いということ、そしてTwitterだとマスメディアにできてTwitterでは難しいfact checkが行われないのではないかという議論は前にこの記事で書いたのですがMohamedさんはJoiがretweetするイラン関連の情報をAl Jazeeraでfact checkしてくれたりしていたそうです。知らなかった。面白い。そんなMohamedさんは去年のiSummitの基調講演をやって頂いた方。Al JazeeraではCreative Commons repositoryというのを作って、一部コンテンツをCCライセンスで提供したりと先進的なことをやっています。そんなMohamedさんが来週のJoiのクラスにゲスト出演という話も出ており、多分Ustreamされるのでお楽しみに!!
●生徒たちとパネリストは全員3枚のカードを持っています。スピーカーが話している内容に賛成なら緑、不賛成なら赤、もういいから次の話に行けという場合は黄色のカードをパネリストに向かって振ることになっています。アメリカのカンファレンスで似たようなカード振り方式は既に採用されているところはあるのですが、日本ではまだ珍しく、授業でというのは更に珍しいのではないでしょうか?
授業の前の打ち合わせで、嬉しそうにカードの使い方を説明するJoi :)
授業をUstreamで見ながらtweetしてくれていた@Kenji_rikitakeさんの発言を受けてJoiがその話を授業の中に取り込む場面も。授業をUstreamする→Twitterの反応を適時見る→それを授業の中にとりこみ、そしてその内容が更にUstreamで外に伝わっていく。。。というサイクルは面白いと思いました。
そうそう、最初は誰もtwitter中継(俗に言うTsudaる)をしていなかったのですが、授業の最中にTwitterで「しちゃいなよ!」と促され、@wtnbtmさんがつぶやき始めてくださいました。Thank you! パネリスト達がディスカッションを繰り広げる中、生徒達は無言で聞きつつTwitterの中でそんなやり取りも行っていたんです(笑)
しかし海外メディアでプロのジャーナリストが Twitter を使ってものすごいスピードで意見が飛び交い、合っている合っていないというやりとりが行われており、「Twitter is an International Virtual Newsroom -Twitterは国際的なバーチャルニュースルーム-」と言われている中、日本の新聞社(もちろん全部ではないでしょうが)は「記者の書くものの著作権は全て会社に帰属」するものであり、ブログやTwitterは禁止されているというのは非常に大きなギャップですね。もちろん許可をすることで色々な問題が起きる可能性もわかるのですが。。。そこで産まれるギャップはどんどん広がるばかりだと思います。
というわけで来週も楽しみなJoiのDigital Journalism Class、来週も水曜日の14:45からUSTされる。。。かな? :)
おまけ1)
新たに編み出された「小柳メソッド」
「これ、オフレコなんですけどね。。。」と言うとみんなの集中度が高まるw
おまけ2)
Joiの友人Howard Rheingoldさんが始めたメディア教育のためのSocial Media Classroomが面白いので教育に興味がある方はのぞいてみてください。こちらがTwitter編。ちなみにCC-BY-NCライセンスなので授業等でどんどん使ってよいはずです。wiki/forum/blog/microblogging/chat/video/socialbookmark等をうまく取り入れて授業をリッチにしていくための取り組みをされています。
全部読むのはしんどいという方には概要を説明した動画もあります。「Web2.0ツールを取り入れるのが重要なのではなく、それらを使ってどのように授業をよりよくできるのかが重要」「新しいテクノロジーを追いかけるのではなく、新しいテクノロジーが可能にするリテラシーを追いかけるべき」というのが彼の考え方です。でも、まずは使ってみないとスタートラインにも立てないので、便利なものはどんどん使ってみたらもっとよい使い方が見つかっていくのではないかと思います♪
Twitterとメディアとイランについての前の記事をたくさんの方に読んでいただき、コメントやフィードバックを頂きました。ありがとうございました!頑張って書いた甲斐があります。。。
状況が刻々と変わる中、イランとメディアについてもう一つ記事を書いてみました。
少しだけまとめ:
・イランでは情報統制が従来から非常に厳しかった。それをかいくぐってきた人たちだからこそ
今回のように情報統制が行われてもネットで情報を出せているのではないか。
・メディアでは「イランから起きたTwitter Revolution」的な取り上げられ方も多い中、
実際はTwitterユーザはイラン国内には少なく、メディアリテラシーが高い人ばかりではない。
イラン国内でデモを組織する等の情報交換は、あくまでSMSや電話、口コミといった従来型のツールが使われているらしい。
・Twitterは情報を世界中に伝播するツールとしては極めてパワフル。
イランからの少数の情報の元、アメリカでTwitterを使って情報がどんどん増幅されているというのが実態であるもよう。
・ただし、Twitterにはデマや誤情報も多く、伝播してしまう場合もあるので要注意。
・現在、既存メディアも多くの情報をTwitterから得ている。
・イランではTwitterよりFriendfeedの方が使われていたのだが、真っ先にアクセスブロックされてしまった。
現在proxyを経由して使えている人たちは、Friendfeedをプライベートモードで使っており、
我々には不可視なコミュニケーションが粛々と行われているらしい。
・Facebookはお知らせをするには最適で、Mousavi氏もFacebookを使っている。
・現在なぜか情報統制がゆるんでいるのでこんなに情報が出されているのではないだろうかという専門家も。
政府は現在の抗議活動の情報を記録して、落ち着いた後に逮捕していくのではないかとの懸念が囁かれている。
● メディアリテラシー:イランの人たちは情報統制と戦う経験が豊富だった
イランの情報統制は今回の事件が起きる前から中国に次ぐレベルのひどさであり、そんな中でもイランのアクティビスト達はブログを書いて声をあげることが活発でした。
反面、ブログが元で逮捕者がでるという事態もあり、2008年11月にはイランのブログ界のgodfatherとも言われるHossein Derakhshan氏が逮捕されるという事件も起きています。
今回の事件でブログもライブブログも数多く("Minute by Minute with Revolution" "Iran's Green Revolution – Movement Towards Freedom 2009" )また人気のブログメディア Huffington Postではニュースをつむぎ合わせながらのLiveblogging "Iran Updates (VIDEO): Live-Blogging The Uprising" が行われています。そしてAbtahi氏をはじめとしてアクティビストやブロガーから大量の逮捕者が出ているようです。
事件の当初から携帯や電話はつながらなくなり、海外プレスは外出禁止、国内の雑誌や新聞には検閲によって削除された「白紙」のコーナーが多発。そんな中Twitterやブログなどのオンラインメディアはアクセス禁止になっても、海外からの協力もあり、proxyを経由して蘇り情報流通を可能にしています。
※6/23追記: イランでのproxyの利用について詳しく知りたい方はこちらの2つの記事がお勧め。"A Deeper Look at The Iranian Firewall"(現地のISPとInternet Observatoryの情報によりイラン政府がどのような規制を行っているのかを類推)"The Proxy Fight for Iranian Democracy"(proxyの仕組みの解説や世界のproxyマップ、GoogleEarthを使ったビジュアル化したものなど)
しかしおそらくこんなにスムーズにいった(もちろんproxyの件で夜なべして頑張っていた人を知っているので簡単でもスムーズでもないのはわかっていますが)状況の背景には、今までも情報統制がされており、そこをかいくぐって活動を続けてきたイランのブロガーやアクティビスト達の今までの知識や経験があってこそという気がします。
● ソーシャルメディアツールの使いわけ
今回の事件で、私は各ソーシャルメディアツールそれぞれの違いと役割が少し見えたような気がしています。これまで私はFriendfeedはTwitterよりも機能は多いもののまあ似たようなもの、Facebookもトップページがミニブログっぽくなっていて、どれも同じような方向性に見えてしまっていました。今回のイラン関連では、色々なツールのメリットがうまく使い分けられている気がします。
Twitterの活用のされ方については前のブログで書きました。しかし時間がたつにつれ、メリットとしての情報の伝播能力の高さも際立つ反面、デマの情報伝播能力も高くなり、 #iranelection はかなりカオスになっています。Twitterについては長くなるので下の方にまとめました。
1)Facebook
Mousavi氏は彼自身のFacebookのアカウントを情報発信に活用しています。彼自身のサイトは当然のようにアタックされており、ハックされて情報を改ざんされたとの情報も入っています。Facebookはユーザ数が2億人超と圧倒的に多いので、その中での伝播能力は非常に高く、それだけのトラフィックをさばいているのであればおそらくシステムダウンのリスクも少ないであろう。コンテンツを自分でコントロールすることができ、コメントも全部見る(見せる)ことができるという利点があります。(TwitterだとMousavi氏宛に返したコメントは検索をしないと見られない)
2) Friendfeed
実は影の実力者だったかもしれないのがFriendfeed。イランはFriendfeedが最もアクティブだった地域だそうで、イラン政府は6月14日頃には既にアクセス禁止にしていました。TechCrunch記事より:

FriendFeed has been “almost completely blocked” in Iran, co-founder Bret Taylor
tells us. You might not think this matters too much since FriendFeed is much smaller than Twitter in terms of users, but the service was hugely popular in Iran, Taylor says. In fact, Iran is one of the service’s most active countries, and it is the most active region as defined by comments per user per day, according to Taylor.
Now you can see why Iran apparently wanted to block it. FriendFeed is great at facilitating conversations around topics. The reason for this is that it’s so quick to post a comment and have it be added to a thread. While this can sometimes lead to an angry mob situation
, it also can be extremely effective at having a conversation about an important topic in real-time. Except, of course, when the Iranian government blocks you.
FriendFeedの共同創業者のBret Taylorは“Friendfeedはほとんど完全に封鎖された”と語っています。イランでアクティブなサービスだったことに加え、Twitterと比べてFriendfeedはコメントを素早く投稿でき、それらをスレッドで見ることができるため、議論の流れが見やすく抗議集団における重要な会話手段になりうる。だからこそイラン政府はFriendfeedを真っ先に封殺したとのこと。
その後Twitterもブロックされたものの、Twitterには大量の欧米ユーザ達がいたため、proxyの設定など数々の手法を用いて「イランの人たちがTwitterを使えるするには」というところに腐心する人たちがどんどん現れ、その後の動きについては先の記事に書いた通りです。では、Friendfeedはどうなったか。proxy経由でTwitterが使えるならばFriendfeedも同じはず。
ここで面白いのは、Twitterは表玄関、Friendfeedは裏玄関のような使われ方をしていること。
Twitterはユーザ数も多くバイラルが起こりやすいので、ムーブメントを作るのに向いている。世界中の目をイランに向けさせ、proxyを立てようとか、アイコンを緑にしようとか、イラン人を救済してくれる大使館情報を集めようとか。自分達は何ができるのだろうと考えた人たちがアイディアを出して、それを広めることについてこれほど適したメディアはない。反面、注目もされているし、オープンであり、デマが非常に多い。
そこで活躍しているのがFriendfeedであるらしい。
著名なブロガーRobert Scoble氏の義理の兄弟(brother in law)はイラン人だそうで、彼はこのように書いています。
"イラン人の間の本当の情報交換は、Friendfeedのプライベートグループの中で行われていて、CNNのようなメディアには見えないようになっているんだ。" (まるで「アンネの日記」の表の道路(Twitter)と家の奥の扉(Friendfeed)のよう。。。)
Scoble氏のTwitterは更に続きます。
"妻の家族はテヘランの親類達と話している。国営メディアは殆ど事件を報じていないらしい。" つまりおそらく海外メディアとネットが報じているということなのでしょう。ちなみにCNNはイラン問題を取り上げないということで#CNNFailと非難されていましたが今やイラン問題をずっと報じているようです。CNNは以前から市民からの写真等の投稿を受け付けていたので、それらが極めてうまく使われているようです。cnn.comのトップページもイラン関連報道で埋め尽くされています。
ちょっと脱線しますが、先週開催された 140 Characters Conference というイベントで、Scobleはパネルのモデレータを勤めています。パネリストはNBCのTodayShowのアンカー、DatelineのホストのAnn Curry氏、CNN Newsroomのウィークデイの午後3時のホストRick Sanchez氏 、 NBC Today ShowのプロデューサーRyan Osborn氏、Fox NewsのアンカーClayton Morris氏とすごい顔ぶれ。 TechCrunchでその様子が記事になっています。
このパネルの中で、Scobleは#CNNFailについて厳しく追求したようです。
Robert Scoble 「あの日CNNはどこにいて何をしていたのさ?」
Rick Sanchez 「イランにスタッフはいたんだ。催涙ガスも浴びていた、現場にいたんだ。」
Robert Scoble 「だったらなぜ報道しないんだ!」
Scoble again asked, “Where was CNN on that day, at that time?”
Rick Sanchez, responded, “We had people in Iran watching the events unfold, live. Our people were tear-gassed. We were there.”
And here’s my point as stated by Scoble in response to Sanchez, “How would we know that? Why didn’t you share that side of the story with us as it was happening? You couldn’t because your show wasn’t on!”
パネルは更に、メディアが載せる記事・載せない記事という論点に進みます。
Curry agreed, “There are other stories that are important for people to hear, but don’t make broadcast.”
This is true. We are seeking more human stories and aspects of news that connect with us as individuals. However, these other stories don’t necessarily fall within formulas and packages that represent sellable or subsidized media products.
報道すべきだと思っても、メディアプロダクトとして売れる物にならない場合は、掲載しない場合があるという。
そんな中、NBCの Ann Curry氏はこのように話しました。「北朝鮮のミサイルテストについて私はTwitterで知った。テレビをつけたけれど何も報道されていなかった。これではいけないと思い、Twitterで事実を探し、リアルタイムに伝え始めた。」
Curry demonstrated the opportunity for media to create entirely new channels that augment traditional news reporting, “I learned about the last missile test in North Korea on Twitter. I turned on the TV and no one was reporting the story. I thought to myself, ‘this sucks.’ So, I jumped on Twitter and reported the facts as I found them in real time.”
「テレビや紙の報道に載せられないならTwitterやブログ、SNSで情報を伝えればいい。私のTwitterのフォロワーは私が報道したいと思う情報を出版するための場を与えてくれた。我々はお金の為だけではなく、人々が欲している情報を報道しなければいけないと思う。」
If you can’t get it on the air or in print, use Twitter, blogs, and social networks to get information out there. Curry declared, “My [Twitter] followers give me a newspaper to publish stories I care about. We have a responsibility to not only tell stories for financial gain, but we need to publish information that people need to know.”
As her story continued, she also unearthed one of the factors why traditional media is hesitant to expand participation and engagement through social channels, “I had to be careful however. I was receiving reactions and questions. The trick is communicating solid information without misleading anyone. One word can change how people interpret anything. I feel a great obligation to never twitter something that is wrong.”
Credibility counts for everything and as Curry noted, “once you lose that, you’ve lost.”
「たくさんのリアクションや質問を受けたわ。誰もミスリードしないように、確実な情報を使ってコミュニケーションしなければならない。一つの言葉でも受け止め方が大きく変わってしまうこともある。絶対に間違ったことをTwitterしてはいけないということはとても重要。信頼性が全てよ。それを失ったらすべておしまい。」
また、Twitterや他のソーシャルメディアがプロのジャーナリストを含む様々な人々のメディアリテラシーを向上させているということもあるようです。
For some, on the other hand, Twitter and social media helps create a more “media-literate” society, including those classically trained journalists diligently seeking to understand the new media landscape. Sanchez expressed his gratitude for what the community has taught him, “Twitter has made me a better journalist.”
CNNのSanchez氏は「コミュニティに教えられた。Twitterのおかげで、僕はよりよいジャーナリストになれたと思う」と語っています。
アマチュアメディア・アマチュアジャーナリズムについても議題にあがりました。
先日秋葉原事件について再度振り返る記事を書いたのですが、そのときにもふれた秋葉原事件のUstream物議。あれはジャーナリズムだ、ジャーナリズムではない、あくまでライフログの延長であり、ジャーナリズムではないという意見もありました。
同カンファレンスで、FOX News のClayton Morris氏が次のような疑問を提起しています。「ニュースビジネスの中では、アマチュアとエキスパートを分けるほどの重要な役割を持つと考えられている"事実確認 (fact checking) "という大事な機能がある。アマチュアメディアが台頭してくる中で、それをTwitterでやるのはほぼ不可能なのではないだろうか。」
Clayton Morris of Fox News injected reality into the discussion and emphasized a point that underpinned Andrew Keen’s highly debated book, “The Cult of the Amateur.” “There’s a tipping point right now with new, traditional, and social media. It’s conversation versus fact checking. No one has answers to where this convergence is leading,” he exclaimed.
Fact checking is a vital part of the news business and is ultimately what separates amateurs from experts. But researching fact from hearsay or even opinion is almost impossible on Twitter for most users.
ブログが出てきたときも、同様の議論が行われました。しかし、ブログの場合はTwitterと比べれば広まるスピードも遅く、またブログを見ている人たちが間違いを修正し、自浄能力があるのではないかといわれていました。しかし、Twitterの情報の広がるスピードはあまりに速く、間違いもそのまま広がっていってしまう可能性が高い。スピードと会話をとるか、事実確認をとるか。
NBCのCurry氏は「判断能力というのは学校で教えられるものではなく、自分で学ぶものなのではないか。」「究極的にはニュースのレポーターもブロガーも、見る人のためのサービスであるということは変わらない」ということをおっしゃっています。
Curry captured the essence of the debate by shedding light on the middle ground that exists between traditional and new media producers, “Judgment is not taught in ‘J’ school. Judgment is learned. Judgment has to change with the times.” As she observed, reporting news is a service job and also a business. But ultimately, reporters and bloggers serve the people.
(※ちなみに私は日本の報道機関がどれだけ厳しく事実確認をしているのか詳しく知りませんが、米国の報道機関はとても厳しいような気がします。私の前のボスへのインタビューが掲載されるときも編集の方から××という記者がこういう記事を掲載する予定だが、これは事実か?これは事実か?という質問を送って来ましたし、私が書いたブログ記事をネタに記事を書いた記者の方がいらっしゃったのですが、そのときも編集の方から詳しい事実確認メールが送られてきました。日本の報道だとあまりそういうことをやっていないような気がします。)
3) ブログ
ブログはイランでは非常によく使われているツールです。Mousavi派によるブログはもちろん、反Mousavi派によるブログも数多く存在します。
6月17日の記事なのでちょっと古いですがMashableによると、24時間で「イラン」という単語を含むブログ記事は2,250,000本も書かれています。
ブログは写真や動画が多く掲載され、Twitterよりも整った(まとまった)情報を見ることができるメディアになっています。
4) Twitter
同じ6月17日の記事なのでちょっと古いですが、イランという単語を含むTwitter記事はピーク時に一時間で221,744件。(Twitterのメンテのリスケが発表されたときですね)

6/22追記:Trendrrが無料サービスと気づいたので、データを取り直してみました。
さすがにピーク時よりはだいぶ落ちますが、まだまだtweetが多いことがわかります。
Twitter での Iran と #iiranelection の時間別言及グラフも。
Time.comでなぜTwitterがイランの事件を広めるのにこんなに成功したのかについての記事が書かれています ”Iran Protests: Twitter, the Medium of the Movement"。その理由は無料で、モバイルで使いやすく、パーソナルで速い。またRetweet機能を使ってすばやく広がるようになっている。hashtags を使うことで、話題ごとのグルーピングもしやすい。FacebookはクローズドでありTwitterはオープンであるからこそここまで広まった、とあります。
Twitterは間違いなく情報の増幅器としては極めてパワフルではありますが、それは双方にとっての武器でもあり、ことイラン問題については現在嘘と真実が入り混じったカオス状況になっています。
私が観測している少しの間でも、真実とデマと誤情報の押収が続いていました。空から何か液体が撒かれたという情報に対して、「熱湯だ」「サリンだ」「酸だ」などなどたくさんの憶測が飛び交い、憶測の数だけ対処法が流される。「水で流せ」「水で流してはいけない」等。催涙弾に対しても多くの対処法の憶測が飛び交いました。また、ある国の大使館が救済受け入れを始めたという情報が流れたとたん住所電話番号入りで「受け入れ大使館リスト」が飛び交うと同時に「××国の大使館も受け入れ始めた」という真実の情報やデマ情報や誤情報、「大使館に急げ」「大使館は既に受け入れを終えて閉鎖している」「大使館前は待ち伏せされているので行ってはいけない」などの情報が飛び交い始めました。更に、イラン政府のサイトへのDDOS攻撃をして抗議をしようというtwitterが流れ、DDOS攻撃用のスクリプトが書かれたホームページへのリンクが流れ、イラン政府への攻撃を行うとイランのネットワークが圧迫されイランの人たちの市民ジャーナリズムができなくなるからやめろという声が流れ。それらがどんどんretweetされていく雪だるま方式になっています。この状況はリアルタイムで一度みておくべきことだと思います。多少英語がわかるならば。10分でも、おびただしい記事が流れてきて、様子がわかります。 #iranelection です。
● 嘘はどうやって作られるか。
・嘘アカウント
初期はどんどん嘘アカウントを作って嘘情報を流し、それを追いかける形で「××というアカウントは嘘アカウント」という情報が出回るがいたちごっこに。嘘アカウントリストも作られていましたが追える量ではない。次第に人々のリテラシーが上がっていき、嘘アカウントのアルゴリズムの解析がなされていきます。「こういうパターンの物は嘘アカウント」という情報が回り、新しいアカウントやフォロワー数が少ないアカウントなど、特定の条件にあたる情報は信じるなという情報が回り始まる。発言自体に加え、プロファイル情報まで見ないと真実にたどり着けないという状態に。更にその情報が出回ると対策されてしまい、発言とプロフィールに加えて「それまでどんな投稿をしているか」ということで過去のtweetの長さや数や内容まで見ないといけないという状態に。
・嘘情報
※6/23追記:はてなブックマークのコメントで@nofrillsさんからコメントを頂きました。
「誤情報」と「デマ」は違います。「デマが多い」のは事実ですが「伝播」は殆どなし(出てくる端から潰す)。でも同じデマが何度も繰り返された。「誤情報」と「デマ」は違います。「デマが多い」のは事実ですが「伝播」は殆どなし(出てくる端から潰す)。でも同じデマが何度も繰り返された。
nofrillsさんはありがとうございます。以下、「誤情報」(善意であるが真実とは異なる情報。伝播しやすい。)と「デマ」(悪意で流される嘘情報。出てくる端から潰されるので伝播しにくいが、同じデマが繰り返される。)を意識して書き直しました。
アカウントは本物だったとしても安心はできません。
第一波
善意の人たちが本当だと思って伝えている本当の情報
善意の人たちが本当だと思って伝えている誤情報
悪意の人たちがわざと伝えているデマ
第二波
善意の人たちが広めていく本当の情報
善意の人たちが広めてしまう誤情報
(悪意の人たちのデマは出てくる端から潰されて伝播しにくいらしい)
。。。が混在し、大混乱。
しかし情報リテラシーの高い人たちが流す情報がどんどんセレクティブになっていく。
このへんのことが、 "Twitter on the Barricades in Iran: Six Lessons Learned" という New York Timesの記事にうまくまとまられています。
1. Twitter Is a Tool and Thus Difficult to Censor
Twitterはツールであり、twitter.comのサイトが全てでない点においてFacebook等のSNSと比べて検閲しにくい
2. Tweets Are Generally Banal, but Watch Out
一つ一つのtweetはつまらないものでも、それらが集まるとオピニオンを形成したりする
3. Buyer Beware
Twitterの中に真実が保障されたものは何一つない。信頼できると思っていた人のtweetが間違っていることもあり、それらもどんどんretweetされていってしまう。週末のデモに300万人が参加というデマ情報が流れたが実際は数十万人であったし、Mousavi 氏が自宅軟禁されているという誤情報が流れたが実際は監視されていただけであり、選挙監視委員会の委員長が選挙が非適切だったと認めたという誤情報も流れた。
4. Watch Your Back
デマや誤情報だけでなく、罠もあるという。政府が作る偽アカウントの問題だけではない。ABCNews.comは自社のJim Sciuttoという記者の発言をretweetしていたTwitterユーザ達が彼が政府を支持しているようにみせかけるretweetをはじめ、記者はそれらのretweetの被害者となってしまった。
5. Twitter Is Self-Correcting but a Misleading Gauge
Twitterには自浄能力もあるが、ミスリーディングな場合もある。また、有名でフォロワーが多いアカウントが強いというコミュニティになってしまっている。Ahmadinejad氏の支持者も多くいたはずなのに、声の大きなMousavi派にかき消されてしまったかっこうだ。
6. Twitter Can Be a Potent Tool for Media Criticism
#CNNFail事件でも見られたとおり、Twitterはメディア批判には有用なツールであろう。
Twitterに書かれている内容を普通では信用できなくなった場合、何が信用できるかというとやはり写真と動画でしょう。人々はどんどん写真や動画を撮ってアップしています。これらは嘘をつけない。(画像加工をしたり嘘動画を作ろうと思えば作れるけど、無数の写真・動画がアップされていっており、嘘で隠しとおせるレベルではない)
6月17日の抗議の様子が下記の映像。いかに人々が口をつぐみ、静かに抗議行動を行っているかが見て取れると思います。
拡声器で抗議を大声で叫ぶとか何かを投げるとかそういう暴動ではない。非常に静かな抗議の行進を行っています。しかしおびただしい数の人たちです。
6月20日のデモ行進ではかなり声があげられている。
その他市民が逮捕される瞬間や射殺される瞬間など、数多くの写真や動画がYouTubeにアップされていっています。そしてそれらのリンクがまたTwitterを使ってどんどん伝播していっています。
● イラン国内では殆どが従来型のツール、海外への情報増幅器としてのTwitter
ケンブリッジ大学のStephen Murdoch氏は「TwitterやFacebookはアメリカでは人気のサービスだが、イラン国内にいるイラン人によるtwitter記事がどれだけあるのかは疑問だ。また、Twitterを使っているイラン人はバイアスがかかっている可能性もある。イラン人向けのSNSサービスをチェックすべきだが難しい。」と語っています。
Businessweekの記事で、20:20 WebTechの共同創業者Gaurav Mishra氏はイラン国内でTwitterが革命の原動力になった可能性は低いと思う。イラン国内のTwitterの利用者数が少ないのに対してデモは大きなものだった。Torやproxyを使える人もそう多くはないはず。殆どの人はドアを叩くなどの従来の方法でデモを組織したんじゃないかな。」と語っています。
実際、こちらの記事 "Updated: The Irony of Iran’s ‘Twitter Revolution’"によると、イラン国内にTwitterユーザは1万人未満、アクティブなのは100人しかいなかったらしい。(今はイラン国外のユーザもロケーションをイランにかえてイラン政府を撹乱しようという動きがあったため、偽イランアカウントが大量にありますが)
In fact, there are less than 10,000 Twitter users in Iran (Sysomos via BusinessWeek) and less than 100 of them seem to be active. Given these small numbers, it’s quite amazing that their tweets have generated such a multiplier effect via retweets etc.
"I think the idea of a Twitter revolution is very suspect," says Gaurav Mishra, co-founder of 20:20 WebTech, a company that analyzes the effects of social media. "The amount of people who use these tools in Iran is very small and could not support protests that size."
And with the government blocking the Twitter site, that small group becomes even smaller. Tech-savvy netizens can use proxy addresses such as Tor or Proxy.org to bypass the government block of certain IP addresses. But for many users, circumnavigating the government's blockage is too big a hurdle, and organizing in more conventional ways, such as over the phone or by knocking on doors, can be both quicker and easier. Moreover, Twitter does not support the Farsi language, which limits its utility, particularly in more rural areas of the country.
同じBusinessweekの記事で、「 Mousavi氏は国営のテレビや新聞等ではまったく取り上げられてもらえないため、先月ソーシャルネットワーキングツールを使い始めた」と書かれています。ただしthe National Iranian American CouncilのpresidentであるTrita Parsi氏は、「FacebookやTwitterは海外の人たちに情報を伝えることには非常に役に立ったけれど、国内ではSMSや電話などが抗議活動についての情報源だったと聞いている」と語っています。
Mousavi introduced the use of social-networking tools to his campaign last month, Iran experts say, because he didn't have the access to state-run television and newspapers Ahmadinejad enjoys. "They needed an alternative means to campaign and get their message across," said Trita Parsi, president of the National Iranian American Council. But Parsi, like others, acknowledges that Facebook and Twitter were important mainly for letting people outside the country follow events, and text messages and phone calls were the primary mover of people in Iran's protests. "The people I know mainly tell me they hear about these protests from friends or by SMS," Parsi says.
ただし、ハーバードのHal Roberts氏は「Twitterがグローバルコミュニティに与える影響は絶大で、メディアは今Twitter streamによって動かされている。」と語ります。
According to Stephen Murdoch, a computer security researcher at the University of Cambridge, it's hard to tell how many people are actually involved with Web-based protests inside Iran because what we see outside the country is a "biased" sample. Twitter and Facebook are popular in the United States, but there are likely other social-networking sites geared toward Iranians that we can't monitor as closely. So the extent--and reach--of Web activity in Iran is hard to judge.
But the effect on the global community is clear, says Hal Roberts, also of Harvard's Berkman Center: "The press is driven by [Iran's] Twitter stream."
そういえば、先ほどの140Communication Conferenceの記事の〆の一行もそれでした。
As Paul Saffo recently said, “News doesn’t break, it tweets.”
「ニュースは報じられるのではなく、tweetされるんだよ」
● 警鐘
Technology Reviewに掲載された記事"The Web vs. the Republic of Iran"ではいくつか警鐘が鳴らされています。
Torを作っているチームの一人Andrew Lewmanは、「イラン政府のネット規制が昨今緩んでいることに驚きを覚えており、政府内部に情報を広めたいと画策している人間がいるか、あるいは後でその犯人を捕まえるために今情報を出している人間をトラッキングしておきたいからなのではないか」と言ってます。
Lewman says that he's surprised by how little the Iranian government has blocked the Internet in recent days, given the attention that the current political unrest has received. He attributes the continuing flow of information out of Iran to two possibilities: either there are people in the government who want to see it disseminated, or the government is tracking and recording everything that's happened in order to round up the perpetrators later. The government's main focus right now, Lewman says, is most likely dealing with the actual protestors on the streets.
HarvardのEthan Zuckermanの意見も「まずはデモ現場を押さえ、ネットについてはIPアドレス等でトラッキングをかけており、後日逮捕する予定なのではないか」と話しているとのこと。
Still, Zuckerman believes that the Iranian government will likely crack down on the rioters first, and deal with the bloggers later. He suggests that government agencies may be tracking users via their Internet protocol addresses and planning to follow up with arrests.
。。。ということを読むと、この騒ぎが収まったときこそ、イラン国内の人たちが逮捕されたり拷問を受けたりしないように、世界中が監視の目を向けていることが重要なのではないかと思います。
大統領選後の混乱が続くイランで、TwitterやFlickr、YouTube等を使って現地の状況を伝えようとする反大統領派の動きと、イランの外からそれらをサポートしようとする動きが広がっています。
● Twitter のTrending Topics (話題のトピック) 1位は #iranelectionで2位がTehran。
● Twazzup (イラン情勢まとめサイト)
Twazzupイラン特集ページ、今日のスクリーンショットはこんな感じですが、そのときの状況に合わせて日々コンテンツ・インターフェースがどんどん変わっています。今日はニュースがどんどん出てきたのでGoogleNewsが右上にありますが、まだニュースが出てきていないときはここは写真コーナーだったし、フィーチャーしている#hashtagもそのときの話題に合わせてどんどん変更。(#CNNFailとか)
● #CNNFail 問題
このイランで起こっていることをCNNが記事にしていないということで主に週末に #CNNFailというタグをつけて抗議をtweetするという運動が起こっておりました。
CNN と New York Times、 BBCを比べたもの。明らかにCNNでのイランの扱いが小さいです。
(ちなみにこの議論ではCNNがイラン問題を取り上げないことを非難する声が非常に大きかった一方、
メディアには取り上げない自由もある・ないという議論も巻き起こっていました。)
(ちなみにこの議論ではCNNがイラン問題を取り上げないことを非難する声が非常に大きかった一方、
メディアには取り上げない自由もある・ないという議論も巻き起こっていました。)
週末をピークに落ち着いてきています。

#CNNFail で検索してみるとまだ結構tweetされてます。
● 緑のアイコン
ちなみに上記のスクリーンショットの最後のアイコンが緑色だったり、Twazzupに出ているアイコンの多くが緑色なのは、抗議を表明する人はアイコンを緑にしようという運動によるものです。
6/18 追記:ワンクリックでTwitterのアイコンを緑に変えてくれるというサービスもできています→http://helpiranelection.com/
緑色はMousavi氏のキャンペーンカラーで、現在の抗議活動の象徴の色でもあります。
そして昨日、BBCがサイトの色を緑色に変えて話題になりました。
● 言論統制と cyberwar
イランでは様々な言論弾圧が行われており、携帯電話と携帯メールが使えなくなっており、電話やEmailは盗聴されている可能性が高いため、Twitterが情報流通の場として非常に重要な役割を果たしているとのこと。
SSLがフィルタリングされているとの情報も。
CC-BY-NC-SA by orchid8 |
緑色はMousavi氏のキャンペーンカラーで、現在の抗議活動の象徴の色でもあります。
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![]() CC-BY-NC-ND by "SIR: Poseyal Knight... |
そして昨日、BBCがサイトの色を緑色に変えて話題になりました。
● 言論統制と cyberwar
イランでは様々な言論弾圧が行われており、携帯電話と携帯メールが使えなくなっており、電話やEmailは盗聴されている可能性が高いため、Twitterが情報流通の場として非常に重要な役割を果たしているとのこと。
SSLがフィルタリングされているとの情報も。
イランの皆さんのためのサイバー戦争対策サイトも立てられました。Twitterをするためのガイドライン、proxyの立て方などが書かれています。#iranelection というhashtagはsecurity forces が監視しているとか、hashtagは分散せず#iranelection と #gr88を使うようにとか、イランの当局が偽Twitterアカウントを作り、嘘の情報を流しているということで安易にretweetしないようにと注意をしています。また、当局はlocationがテヘランのアカウント、time zoneがイラン時間(GMT +3.30)のアカウントをチェックしているそうなので、撹乱のためイラン国外のみんなで場所をテヘラン・時間をイラン時間に変更しようと呼びかけています。現地では逮捕者も多く出ていますし死者も出ているため、本物の情報源の名前や場所が判明してしまわないようにと厳重に注意しています。
Twitter Guidelines -- Rules for Cyberwar
1. Do NOT publicise proxy IP's over twitter, and especially not using the #iranelection hashtag. Security forces are monitoring this hashtag, and the moment they identify a proxy IP they will block it in Iran. If you are creating new proxies for the Iranian bloggers, DM them to @stopAhmadi or @iran09 and they will distributed them discretely to bloggers in Iran.
2. Hashtags, the only two legitimate hashtags being used by bloggers in Iran are #iranelection and #gr88, other hashtag ideas run the risk of diluting the conversation.
3. Keep you bull$hit filter up! Security forces are now setting up twitter accounts to spread disinformation by posing as Iranian protesters. Please don't retweet impetuosly, try to confirm information with reliable sources before retweeting. The legitimate sources are not hard to find and follow.
4. Help cover the bloggers: change your twitter settings so that your location is TEHRAN and your time zone is GMT +3.30. Security forces are hunting for bloggers using location and timezone searches. If we all become 'Iranians' it becomes much harder to find them.
5. Don't blow their cover! If you discover a genuine source, please don't publicise their name or location on a website. These bloggers are in REAL danger. Spread the word discretely through your own networks but don't signpost them to the security forces. People are dying there, for real, please keep that in mind...
現在のイランでのTwitterの情報流通の重要性を鑑みて、Twitterユーザたちは #nomaintenance というhashtagでTwitterにメンテをしないようアピール活動を行いました。その結果、Twitterはホスティングを行っているNTT America(Verio)の協力のもと、予定していたメンテナンスの時間をイラン時間で午前1時半と影響が少ない時間帯に変更することを発表しました。
。。。と思ったらこんな情報も。
State Department to Twitter: Keep Iranian tweets coming
But they do want to make sure the technology is able to play its sorely-needed role in the crisis, which is why the State Department is advising social networking sites to make sure their networks stay up and running for Iranians to use them and helping them stay ahead of anyone who would try to shut them down.
For example, senior officials say the State Department asked Twitter to refrain for going down for periodic scheduled maintenance at this critical time to ensure the site continues to operate. Bureau’s and offices across the State Department, they say, are paying very close attention to Twitter and other sites to get information on the situation in Iran.
いわく、実は米国務省がTwitter社に対してイランでの情報流通が得られるよう、メンテナンスをしないよう促したというのです。
更に、米国はイランとの国交がなく大使館がなく情報を直接得ることができないため、国務省ではインターネット特にTwitterやFacebookのようなサイトで情報収集をしていると書かれています。
Because the US has no relations with Iran and does not have an embassy there, it is relying on media reports and the State Department’s Iran Watch Offices in embassies around the world. The largest such offices are in Dubai, Berlin and London, all home to large Iranian expat communities.
But officials say the internet, and specifically social networking sites like Twitter and Facebook, are providing the United States with critical information in the face of a crackdown on journalists by Iranian authorities.
“There are lots of people here watching,” one senior official said. “There are some interesting messages going up.”
While officials would not say whether they were communicating with Iranians directly, one senior official noted that the US is learning about certain people being picked up for questioning by authorities through posts on Twitter.
“It is a very good example of where technology is helping,” the official said.
The situation in Iran is a real world example of the State Department’s efforts to increase use of technology in diplomacy, including social networking sites, Web Video and text messages to reach large numbers of people who would otherwise be difficult to reach.
※Twitter社は政治的介入によりメンテナンスを延期したことは否定しています。
● Clay Shirky のTED talk
Talks Clay Shirky: How cellphones, Twitter, Facebook can make history
是非動画を見て頂きたいのですが一部抜粋。
昨年の中国の四川大地震のとき、市民達はあっというまに携帯でテキストや写真や動画をQQやTwitterなどに送りまくり、世界中の人たちがそれらを固唾を飲んで見守っていました。BBCが最初に情報を得たのはTwitterで、US Geological SurveyよりもTwitterでの情報の方が早かったといいます。
●インパクト
1)政府は隠蔽できなくなりました。
この規模の地震が前回起きたとき、中国政府が地震の存在を認めるまで3ヶ月かかったといいますが、
そんなことができる状態ではなくなってしまった。市民達が流す情報の方が早く、世界中がそこに注目していたから。
従来、中国政府は情報フィルタリングを得意としていましたが、
今までのメディアの特徴(プロによる、国外から来る、事件が起きてからやってくる、メディアの数は限られている)
と真逆のことが今回は起きていました。
すなわちアマチュア(市民)が国内から事件が起きている最中に膨大な量でレポートをしていた。
フィルタリングが不可能ならアクセス禁止にするしかない、というのが中国政府の姿勢であり、
その後天安門事件が起きた日が近づいたことにより、中国政府はTwitterをアクセス禁止にしました。(今は可能)
2)地震が起きて半日で災害援助の寄付を募るサイトが立ち上がり、寄付が集まり始めました。
昔のように3ヶ月も隠蔽していたらこういった援助も遅れてしまうでしょう。
3)隠蔽されていた問題が浮き上がり、市民がそれを追い始めました。
地震が起きた時間帯が日中だったため、多くの子供達が学校の中にいて亡くなり、
その結果学校の建設時に役人達が建設費を着服して耐震を怠っていたことが判明し、市民達が抗議活動を始めました。
4)政府による抗議の押さえ込み
抗議をしていた人たちを逮捕し始めてしまいました。
こういった中国政府のアプローチに対して、アメリカのオバマ大統領が自分に批判的な意見も自らのサイトに掲載し続け
対話を試みたことを例とし、情報をコントロールしようとする中国政府との対比をしています。
● 事件は起きている最中にレポートされる時代。
事件は起きている最中にレポーティングされるようになりました。
CUSeeMeなんかはもう10年以上も前からあって、アメリカでやっているイベントを生中継してもらって見るなんていうこともやってはいたものの、イーモバイルもなかったし、URLを告知するためのTwitterみたいな物 もなかったから集客力のあるパンチのきいたイベント以外は中継するモチベーションも少なかった。5-6年ぐらい前に転勤でロンドンに行ってしまった友人が飲み会に参加したいということでこちらは飲み屋をネットに流しっぱなしあちらはロンドンの自宅でお酒を飲むなんてことをやったりしていたけれど、今はイーモバ+Ustream、あるいはニコ生で誰でもやれちゃう。
秋葉原事件から一年以上がたちました。
事件が起きている最中に、それと知ったのはTwitterからでした。
タイムラインがすごいことになっていて。一次情報としてアキバにいる人の情報も流れてきた。是非はともかくとして、Ustreamもされていた。
そして今はもう様々なニュースについて速報的に知るのはTwitter経由が多いですね。
ちなみに911の時はメールでした。
残業している最中に同期のメーリングリストが騒がしくなり、次第に職場が騒がしくなり、テレビがつけられた。
認知経路はメールだけれど、メールを流してきた人たちの情報源はテレビ。
もっと前の湾岸戦争だと認知経路・情報源共に自分でテレビで知るという感じだったことを思い出します。
ちなみに911の時はメールでした。
残業している最中に同期のメーリングリストが騒がしくなり、次第に職場が騒がしくなり、テレビがつけられた。
認知経路はメールだけれど、メールを流してきた人たちの情報源はテレビ。
もっと前の湾岸戦争だと認知経路・情報源共に自分でテレビで知るという感じだったことを思い出します。
じゃあTwitterで知るから、従来のメディアはいらなくなったのかというとまったくそんなことはなくて、メディアの役割はますます重要。
というか、速報的なものはみんながやっているので、もっと高度な専門性を持った「プロらしい」ジャーナリズムが期待されていると思うのです。
● 日本のメディアの役割と日本のネットユーザの興味関心
日本のメディアでのイラン問題の取り上げ方はやはり相当少ないと思います。クロサカさんと津田さん ( 6/17 14:03修正 津田さんではなくTristan_Tristanさんでした。津田さん、Tristan_Tristanさん申し訳ございません。。。)クロサカさんとTristan_Tristanさんのこんな議論も横目で見つつ。全然足りていないと思う。
オーディエンスが興味がないから報道しないという話もあるけれど、見なければ、知らなければ、興味が起きない。興味を失うと見ない。といういたちごっこにつきあってないで、世界情勢って重要なんだからもっと報道すべき。
そういえば政治に興味がないから若い人が選挙に行かないという話とも似ていますが、近頃の若者はテレビを見ていなくてニコニコ動画をみているのではないかということで日本の各政党がこぞってニコニコ動画にチャンネルを開いてみたりしているわけですが。「もう若者はテレビを見ないからニコニコ動画にチャンネルを開きにいく」っていう行動自体がある意味敗北宣言みたいなもので。
半年前にやった仕事で Business Success in Open Networksというビデオインタビューシリーズを思い出しました。弁護士の牧野先生と慶応大学の國領先生とJoiの対談の回。
前半の「隠蔽してはいけない。透明性が重要。」という議論はまさに上記の「中国政府とオバマ大統領」の話のようだったり。
最後のパートで「ジャーナリズムの低下」についても話していますが、「命がけで情報を取りに行くジャーナリズムの重要性」について、改めて語られています。ブロガーだと訴えられてしまうので書けないとか、国によっては抹殺されてしまうところもある。個人では金銭的・法律的に難しいところもあり、プロであるジャーナリストがプロらしく切り込むべきところを切り込むべきという期待がある。「ブログを見ていて面白いところを報道するだけではなく、是非ジャーナリストには報道すべきことを報道していってほしい」と牧野先生は語っておられます。
それは事件のことだけではなくて。昨日のTwitterのタイムラインでの一幕。Yoiさんが一言。
最近はカンファレンスや事件のときにTwitterで中継する(Tsudaる)人も増えてきているし、Ustreamもできちゃう。
じゃあメディアが報じる必要がなくなるかというと絶対にそこは違うと思う。
Yoiさんに対するTsudaさんのレス。
このへんは正に牧野先生おっしゃるところのジャーナリストは「プロはプロらしく」というところだと思います。
まあ先日の朝日新聞のTwitter実験のasahiたんのように真逆を行ってみるケースもあるわけであれはあれで素敵なわけですが (朝日新聞の公式アカウントでの「松井かな、松井かな、えへへ」は衝撃でしたw) 実験というなら萌えキャラasahiたんもあってもいいし今みたいにRSSフィードを流すだけがやりたいならそれもやればいいと思うんだけれど(ていうか海外メディアはもうずっとそうしてきていた)、別アカウントでもいいからもっとプロらしい視点の、Twitterというツールを使う「ならでは」の切り込みを見せてほしい。せっかく「実験」と言っているのだから。「実験」と言えているうちに。asahiじゃなくてもいいのだけれど。
※11:30追記
TEDは更に、今回のイランの件とTwitterについて Clay Shirkyと緊急フォローアップQAを行い、さっそく公開されています。
... this is it. The big one. This is the first revolution that has been catapulted onto a global stage and transformed by social media. I've been thinking a lot about the Chicago demonstrations of 1968 where they chanted "the whole world is watching." Really, that wasn't true then. But this time it's true ... and people throughout the world are not only listening but responding. They're engaging with individual participants, they're passing on their messages to their friends, and they're even providing detailed instructions to enable web proxies allowing Internet access that the authorities can't immediately censor. That kind of participation is reallly extraordinary.
"1968年にシカゴのデモを「世界中が注目している」と言ったことがあるのだけれど、間違いだった。今回こそが、本物。世界中の人たちが、イランの人たちの声を聞いているのみならず、レスポンスを返したりしている。個人と語り合っているし、メッセージを伝え合っている。"
I've been saying this for a while -- as a medium gets faster, it gets more emotional. We feel faster than we think. But Twitter is also just a much more personal medium. Reading personal messages from individuals on the ground prompts a whole other sense of involvement. We're seeing everyone desperate to do something to show solidarity like wear green -- and suddenly the community figures out that it can actually offer secure web proxies, or persuade Twitter to delay an engineering upgrade -- we can help keep the medium open.
"メディアが早くなるにつれて感情が込められやすくなるということは以前から言っていたこと。Twitterはとてもパーソナルなメディア。現場にいる個人からのパーソナルなメッセージを読むことは、一体感を生み、自分に何ができるのだろうかと考え、アクションをとるようになる。安全なウェブプロキシーとか、Twitterにメンテを遅らせるよう働きかけるとか。"
この辺はtsudaられている最中にTwitterのTimelineで見ている人たちが一体感を感じるのととても似ている。でも、今回のイランの件は日本のweb/twitterユーザ達が一体感をもって巻き込まれていっている感じがしない。傍観者になっているっぽい。日本語と英語のTwitterのtimelineのギャップがすごく大きくなっている。それがもったいない気がしてならない。
日本のエンジニアの皆さんも、できることがたくさんありそうな気がします。今回の Cyberwar に対抗してアメリカのエンジニア達が起こした行動にも、もっと協力できるはず。例えは悪いかもしれませんが、昔つぶれそうになった2ちゃんねるをUNIX板のエンジニアの人たちが救ったことがありましたよね。ああいうエネルギーや才能は、日本にずっとあって。もっと色々なところで発揮できるしすべきだと、私は、思う。
(追記終了)
Twitterの trending topicsはイランなのに日本のBuzzterが「落雷でガンダムの頭が取れた?」ネタで盛り上がっている。ガンダムもいいんだけど。のどかなんだけど。Twitterのタイムラインの英語圏と日本語圏の話題の重みのギャップがすごすぎる (^^;;
「英語圏Twitterはイラン大統領選なのに日本はお台場ガンダムで残念だ」とか言う気の毒な人がたまにいるけど、職業的需要からアメリカ人アニメマニアサイトを巡回してるオレから言わせると、そういう人は単に英語のサブカルTwitterとかblogを観測していないだけ
たしかに私の観測範囲は狭いんですけど、自覚してるからこそ「私の観測範囲で英語はイラン問題・日本語はガンダム」とは言わず、「Trending Topicsではイラン問題・Buzzterではガンダム」ということを伝えていたんだけどな~とつぶやいてみる。
さて、前エントリーではpixivの「企画物の楽しみ方」について解説しましたが、今回はそれ以外について書いていきたいと思います。
●pixivの楽しみ方その2 「描いてもいいのよ」「塗ってもいいのよ」「~していいのよ」「テンプレ」もの●
素晴らしいイラストを描いてアップすることができることのできる方の人数は非常に少ないと思われます。でも、塗り絵の経験はみんなあるわけだから色を塗ることはできたり、構図が決まっていればそれに自分の好きなキャラクターを当てはめることはできるかもしれない。キャラクター設定を作ってくれればシチュエーションを考えてその子を動かしてみて描いてみたくなるかもしれない。
pixivの中にはキャラクターをアップし、それを元にイラストを描いてもらう「描いてもいいのよ」や、白黒のイラストをアップし、塗り絵のように色をつけてもらう「塗ってもいいのよ」、もしくはデザインだけ投下し、自分の好きなキャラクターで描く「テンプレ」などの文化があります。言葉で言ってもわかりにくいのでどんどん見ていきましょう。
まずは「描いてもいいのよ」シリーズ。
一般的に、オリジナルキャラクターを作った場合に、そのキャラクターや設定を使われた時に「パクられた!」と怒るか「面白いものを作ってくれた!」と喜ぶかは作者の方の考え方次第。勝手にパロディを作っちゃうという場合もコミケなんかでは多いのですが、pixivでは作者の方が自ら「描いてもいいのよ」とタグをつけて公言することにより、気持ちよくパロディを作ることができる文化が整えられています。逆に、「描いてもいいのよ」というタグがつけられていなければ、勝手には描けないし描かない。お互いに気持ちよく作品を作っていくための、また二次創作三次創作と作品世界が広がっていくためのすばらしい仕組みだと思います。
自分が描いたイラストを元に描いてもいいのよ、というパターンもありますし、下記のように設定まで作って「描いてもいいのよ」というパターンもあるようです。
次に「塗ってもいいのよ」を紹介します。白黒でイラストを描き、「塗ってもいいのよ」タグをつけて公開することで、塗り絵のように色々な方に色をつけてもらうというものです。
ここでの事例は、絵を描くのがとても上手いことで有名なアイドル中川翔子さんことしょこたんで。
彼女もpixivでイラストを投稿しており、「塗ってもいいのよ」もやってます。
しょこたんがミクを白黒で描き、コメントに「だれかいろ塗ってお」と書いたところ、
48件のイメージレスポンスがついており、こんな感じでたくさんのイラストが色を塗られて戻ってきています。
しょこたんは愛猫「マミタス」を擬人化したイラストをアップし、「誰か塗って塗って!擬人化マミタスさま」と呼びかけました。
するとマミタスを塗ったイラストがどんどんアップされていきます。とっても多彩!
そして自らも塗るw
しょこたんブログにもよく登場するしょこたんのお母様桂子さんですが、彼女もイラストを投稿しています。
そしてそのイラストの色を塗ってイメージレスポンスする方も。
コメント:「桂子とコラボうれしす(≧ω≦)♪」
こんな感じでイラストを描くのは苦手な方も、「塗ってもいいのよ」イラストを見つけて色を塗っていくことでどんどん楽しくなっていくわけです。
次に紹介するのは「テンプレ」もの。何かしらテンプレートを作り、大枠や体形だけ決めておき、参加する人は自分が好きなキャラクターでイラストを完成させ、イメージレスポンスしていくというもの。例えばこちらは「まゆたんのカンフー」というテンプレート。
これに対して、「SLAMDUNK」や「絶望先生」「ヘタリア」など、様々なキャラクターのカンフー姿のイラストがイメージレスポンスで公開されています。
テンプレートは面白いネタの方がウケるようで、かなりの人気なのが「嫁の必殺技」もしくは「原爆固め」というネタです。
いわく「大好きな嫁にジャーマンスープレックスをかまして頂こうという企画」だそうで、2350人がブックマークして、517人もがイメージレスポンスをつけています。
●pixivの楽しみ方その3 好みの合う人の好むイラストを追いかけてみる●
みんなが好きな人気のイラストは「ランキング」をチェックすると見ることができるわけですが、ギャグ風の物からファンタジー風のものまでとにかく色々なジャンルのイラストが混じっており、好き嫌いはどうしてもあると思います。
そんなときに有効だと思われるのが、こういった方法です。
1)まず好きなイラストを探す。(好きなイラストはブックマークしちゃいましょう!)
2)そのイラストを描いた人がブックマークしているイラストをどんどん見ていく。(ここでも、好きなイラストはブックマークしちゃいましょう!)
3)そこで見つけた素敵なイラストを描いている人がブックマークしているイラストをどんどん見ていく。。。。
テイストの合う人の好むイラストは、やっぱりテイストが合うことが多いような気がします。
音楽でLast.fmがやっていたこととちょっと似ていますね。
上述のしょこたんはどんなイラストを好きなのかな?と思った方は、彼女のブックマークを見ることができます。
しょこたんの好みによる、素敵なイラストをたくさん見つけることができます。
こういうのまで見つけちゃうしょこたんのセンスに脱帽。
●pixivの楽しみ方その4 絵を描く人のモチベーション●
クリエイターにとって、たくさんの人に見てもらうこと、そしてフィードバックをもらうことはとても大事なモチベーションの源泉。pixivには、好きなイラストに★をつけて10段階評価する仕組み、「ブックマーク」する仕組み(ブックマークコメントも書ける)、好きなイラストを描いた人にポイントを送るgoodPという仕組み、好きなイラストレータをチェックする「お気に入り」という仕組み、トラックバックのようにイラストを送る「イメージレスポンス」という仕組み、そしてもちろん「閲覧数」など、たくさんのフィードバックが直接手に入るようになっており、それらが絵を描く人のモチベーションになっているようです。また、mixiにおける「マイミク」のようなSNS機能「マイピク」もありますし、様々な「企画」に参加することでつながりもできていき、みんなで作っている楽しさが生まれる。更に人気になっていくと、ランキングにも掲載されるかもしれない。
そんな楽しさにより、pixivの楽しさにハマっていく人が多いということのようです。「自分のサイトにイラストを載せても閲覧数しかないけれど、pixivに載せるとすごくたくさんのフィードバックがあるので楽しい」という声もあがっているそうです。
。。。最初の「pixivの約7億のページビューの理由がいまいちわからない」というところから、だいぶ謎が解けてきた気がします!
●pixivの楽しみ方その5 リアルとの連動●
「pixiv」の運営やユーザの皆さんはコミケにも通っており、コミケ文化もよくわかっています。よって、コミケその他のイベントにどのユーザさんが出ているのかをわかるようにしたり、pixiv自体が企画運営するリアルイベント「pixivフェスタ」を開催したり、投稿作品を書籍化・DVD化してコミケで売ったり書店で売ったり等、リアルとの連動がかなりはかられています。
●pixivの楽しみ方その6 マンガも見てみよう!●
pixivの中でイラストを探していく中で、一つ重要なことがあります。それは「線」みたいな作品を見つけたら、それは漫画だということです。実は私は最初それを知らなかったので、色パレットとか何かイラストの技術用の物なのかな?と思ってしまいました。
カラーの漫画もあります。
●pixivオフィスには社員犬「チョビ」がいる●
pixivには「チョビ」という社員犬がいるということでチョビにも会いにいきました。かわいい!
このチョビをモチーフにイラストを描く方も多いようです。
●pixivのサーバルームはすごい!●
各地で記事にもなっているサーバルーム。これはすごい!(※もちろん写真撮影・掲載共に許可を頂いております。)
角川グループ4社(角川書店、富士見書房、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン(※コンテスト開催順))とpixiv共同によるイラストコンテストの開催が決定したとのことで、スニーカー文庫やファンタジア文庫とのタイアップが予定されているようです。
今後がますます楽しみなpixivです! :)
最後にpixivの画面前で写真を撮ってくださいました。片桐さん・青木さん、お忙しい中ありがとうございました!
とっても楽しかったです。
先日pixiv さんのオフィスにお邪魔しまして、片桐さんにpixivの楽しみ方を教えて頂くことができましたので共有させて頂きたいと思います!
ご存知の方も多いと思いますが pixiv とは月間6.9億PVというマンモス・イラストコミュニティサイト。メディアにもたくさん取り上げられています。(Nielsen Online Reporter、ITMediaの記事、ASCIIの記事など)私もかつで英語ブログの方で pixivコモンズ (とクリエイティブコモンズとニコニコモンズとピアプロライセンス)や goodP (とニコニ広告、ロフトワーク、c-team)についてなど、取り上げさせて頂いてことがありました。
サイトの開設は2007年9月10日、5月20日時点での月間PVは6.9億、月間UUは300万、会員数約90万人、総イラスト数は約430万枚。ものすごい勢いで会員数・PV共に増えています。ユーザ属性は男女比が2:1ぐらい、20代が6割を占めています。
イラストコミュニティですので、絵を描けるユーザーはイラストを描いて、アップロードする。それを見た他のユーザー達はそれが好きであれば★マークをつけたり、ブックマークしたり、トラックバックのように「イメージレスポンス(絵を描いてお返事すること)」をすることができます。mixiにおける「マイミク」のpixiv版で「マイピク」という機能もあり、SNS的要素も含まれています。
●pixivのトップページ●
こちらがpixivのトップページ。
サイトの中をみていくと、素晴らしいイラストの数々を見つけることができます。もちろん色々な種類のイラストがあるので好き嫌いはあるでしょう。ランキングを見たり、タグ検索をしたり、あるいは好きな絵をみつけたら、その人がブックマークしている絵を覗いてみたりして探すことができます。
クオリティの高いイラストをたくさん見ることができるのは素晴らしいし、ネタ系(地デジカとかたこルカ等?)のイラストも満載で面白いことはわかります。わかるのですが、なんとなくそれだけで約7億PVも集めてしまう理由がどうしても見えない。pixivのページに行ってもわからない。pixivを100倍楽しむwikiとか色々な記事を読んでも、実は私にはちっともわからなかったのです。
そんな中、お友達の木野瀬さんが「片桐さんに会いに行こうよ!」と誘ってくださり、訪問が実現し、悩める私に片桐さんと青木さんがpixivとdrawrの面白いところをこれでもかと教授してくださいました。片桐さん、青木さん、木野瀬さん、お忙しい中本当にありがとうございました!目からウロコが落ち、やっと謎が解けました。
●pixivの楽しみ方その1 企画物●
まず最初に教えて頂いたのが「企画物の楽しみ方」
pixivのトップページに行くと「企画目録」というセクションがあります。
もともとこの「企画」というセクションは存在しなかったそうなのですが、 pixivユーザさん達がどんどん色々な企画を立ち上げていくということで、運営側が作ったセクションなのだそうです。現在は無数に企画が立ち上げられており、トップページに掲載されているものは現在ホットな物のみで、目録をクリックするとおびただしい数の企画を見ることができます。
さて、企画物の一例として、「pixivファンタジアⅢ」を見てみましょう。
「ファンタジア」とは、一部のユーザーが「pixiv内でファンタジータグを盛り上げようと」ということで立てた企画で、既に第3回まで開催されています。
こちらが「企画主」であるarohaJさんのイラストです。企画主は【ウィンドラント】【ギガンダル】【アカツハラ】という3つの大陸があるという設定をし、そこがどんな土地で、どんな歴史をもち、どんな王が統治しているのかというところまでを公開しました。

地図と、都市の紹介も作られています。
これらの情報を元に、参加者達はどの大陸にどんなキャラクターがいるのかを想像し、どの土地を自分のベースにするかを決め、その土地のかっこいい騎士や恐ろしいモンスター、住人や風景やアイテムなどのオリジナルイラストを描いて国の名前をタグに入れて、どんどんアップしていきます。つまり、基本的な設定だけは企画主が設定し、キャラクターやストーリー、世界観などは参加者達がどんどん決めていくというわけです。
各国に分かれてどんどんイラストがアップされていくわけですが、その話の流れとイラストの閲覧数によって、一週間区切りでストーリーがどんどん変わっていきます。ちなみにファンタジアの開催期間は1ヶ月。ファンタジアは今までに3回開催されたそうなのですが、ファンタジアⅢではなんと23,000枚ものイラストが集まったそうです。
参加者達は自主的にギルドを組み、大きな枠での「ファンタジアⅢ」という企画の中に、無数の小さな企画が存在します。
そうなると俄然気になるのがどうやって何が起きているのかの情報を収集し、参加をし、決着をつけていくのかというあたりです。
一つは、企画主が閲覧数・投稿数などを元に集計してその時点での各国の「国力」を表してストーリーを進行していく大きな流れ。例えばこれはファンタジアⅢの第一回の中間報告。
また、アップされた「騎士」や「モンスター」のイラストを元に、どの軍がどの地域に侵攻し、どんな騎士が参戦し、どんな将軍が参加して戦いが行われているのかが企画主によってアップされます。
で、この戦況イラストには多数のイメージレスポンスがついているのですが、戦闘の情景のイラストや漫画などがどんどん描かれていきます。
第一章(1週目)が終わった時点での状況。注目していただきたいのは、風見鶏の戦いで投稿数はウィンドランドの方が203枚と多いのに、戦闘に勝ったのはアカツハラ。なぜならアカツハラ側のイラストの方がビューが多かったからです。
つまり、このファンタジアで勝つためには、自分が所属する国によい絵師を集め、ビューが上がる素晴らしい作品をみんなが作っていかないと勝てないということなのです。
これが第二章、第三章、最終章と続いていき、壮大なサーガとなっていくわけです。
これが最終結果報告書。
ところで。「閲覧数で勝敗が決まるということは、人気イラストレータの方のリクルーティング合戦がすごいんじゃないですか?」と伺ったところ、見せてくださったイラストがこちら。
このイラスト (コメント:「面白い、それなら胸はくれてやる。代わりにギガンダルに来い。そうすればアカツハラの胸も手に入るのではないか?」) へのイメージレスポンスとして投稿されたもので、面白いのは元イラストの女の子をそのまま自分の画風で取り込んで、その子に虜にされた自分のキャラクターがリクルートされてしまう様をそのままイラストにして投稿しているところ。
しかしこれだけ広がっていく企画を回していく企画主さんはすごいですね!!
で、もう一つの情報流通はユーザ達が行っているもので、下記のような瓦版が発行されているのです。下記は、あかつはら瓦版 流行・イベント特集号ですが、あかつはら瓦版 戦争・交流特集号やあかつはら瓦版 公式キャラ特集号、あかつはら瓦版 最終号。
さらに、ユーザが作っているwikiも超充実。組織一覧に3カ国があり、国の名前をクリックすると各国のギルド一覧にとび、ギルドの名前をクリックするとそのギルドのpixivページに飛べるようになっているので、そこでギルドメンバーの作品をのぞくことができます。気になったのが「無所属」。なんだこれ?と思ってクリックしてみたら、国境なき治癒ギルドとか旅人喫茶まねきぬことか国にとらわれないギルドがいっぱい!面白い。
国によってはプロモーションビデオを作ってニコニコ動画にアップする人も。
ファンタジアⅢについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ!
ファンタジア以外にもたくさんの「企画」があります。例えば、ユーザの一人がpixivを擬人化したイラストを投稿する「みんなでピクシブたん描こうぜ企画」を立てました。そうしたら運営がpixiv一周年ということもあり、公式企画として取り上げてくれたのだそうです。
そうして次々と「ピクシブたん」のイラストが投稿されました。
また、pixivさんのオフィスにお邪魔したときにお土産としてpixivとdrawrのストラップを頂いたのですが(ありがとうございます!)、このデザインもユーザが投稿してくれたものなのだそうです。すごくかわいい!!
個人的に最近、「ウェブサイトのゲーム性」の重要性が面白いと思っていて。ゲーム自体をやるのではなく、ゲームじゃないことをやってるんだけど、ゲーム性が取り込まれているサイトのこと。例えばThe Sixty Oneは音楽の投稿サイトなのですが、自分が好きな音楽をお気に入り(ハートマークをつける)にして応援し、自分が応援したミュージシャンが人気になると、自分にポイントが返ってくる。たくさん音楽を聴いたり、リスナーとしての評価が高まるとレベルが上がる、という仕組みがゲームになっているけど、ユーザーはゲームをしにくるのではなく音楽を聴きにくるサイト。TheNethernetは以前はPMOG (Passively Multiplayer Online Game)としてベータサービスをしていた頃にもブログ書きましたが、名前を変えて正式ローンチしたものです。ユーザは、通常と同じようにウェブを使うだけ。あなたが好きなサービス、よく行くサイトに応じてゲームが進み、サイトに罠が仕掛けられていたり宝物が隠されていたりします。また、ユーザー同士がクエストを作成して投稿したりもできます。(このサイトは××についてすごく詳しいから見に行けみたいなクエストで、ナビゲーションされながらサイトを見ていくことでクエストが進行)
pixivはイラストのコミュニティサイトなので、こんな風にイラストを投稿することでストーリーが進んでいったり、閲覧数で国の勝敗が決まるというような設計は何一つされていなかったのですが、ここがすごい「ゲームの場」になっている。しかも運営側ではなく、ユーザ達がゲーム性、ゲームのルール、キャラクター、設定や世界観などを作っていっているんです。
「ユーザーが編み出した使い方、楽しみ方がサイトのあり方を変えていく」というのが私が最近興味のあるもうひとつのテーマ。Twitterなんかもそうですが、@でのreplyとかRetweetとかTwitter中継とかTwitter Clientの開発とか運営側の準備していない楽しみ方をユーザがどんどん作り出していき、そのサービスをもっと面白くしていっている。運営側はそういう動きが出てきたときに、それを標準の仕様に組み込んで、柔軟にサイトに組み込んだりしていく。pixivもそうだし、Twitterもそう。pixivの機能の多くはユーザの行動を元に、実装に組み込んだものなのだそうです。
そういう意味ではもう一つ私が興味があるのが運営側がきちんとユーザの使い方を一緒に体感し、受け止め、サービスにフィードバックをしていく、ということ。「聞く耳をもった運営」といいましょうか。要は「運営側がユーザと一緒に遊んでいる」かどうかということ。pixivは正にそうで、片桐さんは「多分自分たちが一番のpixiv厨なんじゃないかな」と笑っておっしゃっていました。pixiv社内では毎週、「自分が見つけたpixivイラスト」を共有しあうミーティングがあるそうで、社員の方たちが本当にpixivを楽しんで、pixiv内のイラストを面白いと思って運営されているのがよくわかりました。ニコニコ動画でいう@koizukaさんとかもそうなのですが、実際に使ってユーザ視点で楽しみながら開発を行うことって重要だと思っています。私も昔、某サイトの運営に関わっていたのですが、多分日本で一番そのサイトを一日中使っている人間だったかも。。。このへんはポリシーの問題もあるでしょうし、自社サービスを全然使っていないという方もおられるのでなんともいえませんが。
あともう一つ、「サービスの制約が多いとユーザのクリエイティビティが発揮される」のではないかということ。昔の女子高生のポケベルとかすごかったし。Twitterも140の文字制限があるからこそのクリエイティビティもある。pixivは言ってみればイラストを投稿するのと、ユーザ同士がコミュニケートするというその2点に機能はほぼ限定されています。あれもこれもできるわけではないのですが、だからこそ色々な工夫がされている。例えば漫画を描いて一枚のイラストにするとか、イラストを描いてアップしたものにイメージレスポンスでどんどん他の人がイラストの続きを描いてストーリーができていくとか、白黒で描いてみんなに色を塗ってもらうとか、キャラ設定だけをして、みんなに絵を描いてもらうとか、テーマやポーズを決めて、それに合わせたイラストをみんなで描いていくとか。それらの流れが、サイトをぱっと見ただけだとわかりにくいので、pixivの本当の面白さが私にはわからなかったのですが、丁寧に見ていくことでそれらの面白さが少しずつ見えてきました。しかも、閲覧数が多いものだけ見るとかブックマークが多いものだけ見るとかができない(ランキングはデイリー・ウィークリー・マンスリーがある。キーワード検索やタグ検索はできる)ので、ひたすら探して見つけていくしかない。でも、見つけると素晴らしい物がごろごろ出てくる。なんというツンデレサイト。。。(^^;;
というわけでだいぶ長くなってしまったので今回はここまで。pixivのほかの楽しみ方やdrawrの楽しみ方についてはまた別途書きます♪
先日、チップワンストップさんの主催による「オープンソースハードウェアセミナーvol.1 ~今日からはじめるArduino~」に出席させて頂きまして、無事Arduinoモニタープログラムに参加させて頂けることになりました!
私はブログを書くのが相当遅れてしまったのですが、既に他の方々のすばらしいブログがガンガンアップされています。ご参照ください。
セミナーの内容としては、Cerevoの岩佐(和蓮和尚)さんと鈴木さんが講師となり、Arduinoとは何かから説明。 Arduino とはイタリア生まれのオープンソースボード(基板)で、これを使って Physical Computing を行うためのデバイスと開発環境です。
Physical Computing とはプログラムを使って現実世界で物理的に何かを動かしたりすることを指します。例えばトイレの前に立ったらトイレの蓋が開くとか、家に帰ったら電気がついて音楽が流れるとか。
その後Arduino以外のオープンソースハードウェアについても解説があったのですが、ここで私がなんちゃら書くよりも和尚さんが改めてブログ記事を書いておられるのでこちらをご覧ください。「オープンソースハードウェアの現状とビジネスモデルについて」
講義の後はデモタイム。
●デモ1 2ちゃんねるのテレビ実況板で盛り上がっているテレビに、チャンネルを変更するデモ
2ちゃんねるのテレビ実況板で盛り上がっているテレビのチャンネルをネットから引き出す
→そのチャンネルの情報をArduinoに送る
→Arduinoに接続された赤外線LEDからテレビのチャンネルを自動に変更する
そのハックの模様は「まずはリモコンをテアダウンしてオシロをつなぎました (^^;;」とのことで
見ていてすごく " If you can't open it, you don't own it" という Maker 精神を思い出しました :P
オシロスコープでリモコンの赤外線情報を解析。
色々なメーカーのテレビのリモコンの信号をハックし、どんなテレビでも消せちゃう TV-B-Gone を思い出しました :)
で、テレビのチャンネルを変えられるようにハックが行われたということでした。
先週末の Make Tokyo Meeting ではこちらが「盛り上がりテレビ」として展示されていました。
●デモ2 3分コーディング:ボタンを押すと Twitter に tweet するデモ
ライブラリがあるので、少しの書き換えで動いちゃいます。
ちなみに Arduino は色々な種類があります。
モニターで頂いたのは Arduino Duemilanove
こちらが表。
こちらが裏ですね。 Made in Italy はわかるけど、イタリアの地図まで印刷されてる(@@)
質疑応答でよい質問が出ました。「Arduinoを使っていく上で、お勧めパーツは?」
こちらのブログに記録されていたので引用させて頂きます。
CDSセル
→明るさセンサ
焦電型赤外線センサ
→人感センサ
赤外線LED
→リモコンで家電制御
加速度センサ
→傾き
地磁気センサ
→電子コンパス
位置情報系(GPS)
気圧計
重量センサ
→体重計
湿度センサ
フォトカプラ
色センサ
→CMOSセンサのシンプル版、みたいなの
フルカラーLED
→ふわふわグラデーションで光らせるとPhysical Computingっぽい
「センサ」で検索すると愉快な工作例がみつかる
→趣味の電子工作では複雑な制御回路が不要なセンサを使ってることが多い
Gainerのワークショップに参加したのがちょうど1年前ですからそろそろ反省して物を動かしたいところです(><) Make Tokyo MeetingでもArduinoを使っている方が非常に多くて素晴らしいなと思っておりました。
頑張って動かそう!
世界中を回ってその場所を編み物で表現しているというハイパーニットクリエイターの力石咲さん。この地球儀は人が近づくと目を開くそうです。
ミニチュアなんですがすごい小さい!比較のために写真に指を入れてみました。
「普段はLEDとかつけてないのですが、せっかくMakeなので光らせてみました!」。。。その心意気がかわゆすです!
毛糸をつくっておられる!
人形が乗っている鍵盤を弾くと、後ろのスクリーンで動いている映像の何かが変わる?
ちなみにこのデバイスからコンセントに伸びているケーブルにはこんなカバーが。かわいい!
Lilypad系の作品はMakeでもCraftでもある感じですけどこちらに載せておきます。
Lilypadというのは服飾にも使えるArduinoで、洗浄も可能。
導通糸という、電気を通す糸を使って裁縫をし、LEDを光らせたり色々できる洋服を作ったりカバンを作ったりすることができます。こちらがLilypadカバン。LEDが光って文字が表示されます。
アップ。
こちらはLilypadキーボード。鍵盤のところを叩くと、音が鳴るようになっています。
Android携帯袋
岩崎修さんは今回メカロボショップじゃなくてこっちで出展のようです。毛利朋子さん&岩崎修さんのユニット
おまけその1Tシャツ写真コレクション。
オライリーならぬオイラ・リー
裸になって何が悪いTシャツ
※よい子はマネしないでねTシャツ
ニコニコ技術部TシャツとアナログマTシャツ
Mitch Altmanさんはもちろん Brain Machine Tシャツ
おまけ2。
サンリオピューロランドって来たことがなかったのですがなんと多摩センターにあったのですね!
で、町を歩いていると「ハローキティに会える町」と書いてあり、至る所にキティちゃんが。。。
駅の地図もキティちゃん
ショッピングセンターの案内板もキティちゃん
駐車場までキティちゃん
キティちゃんパワーすごー。しかも殆ど会場にいたのでちょろっとしか外を出歩いていない私でもこんなに見つけられるほど「キティちゃんな町」なのでした。
最後に。。。Make Tokyo Meetingを開催してくださったオライリーさん(特に田村さん、お疲れ様でした!!)、スタッフやボランティアの皆さん、スポンサーの皆さん、出展・参加者の皆さんありがとうございました。とっても楽しいイベントでした♪











