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LinkedIn と Joi Labs と 慶應義塾大学國領研究室の合同プロジェクトとして行っている、 "Business Success in Open Networks" 最終回の映像を公開しました。<前半>
早速映像をご覧ください。
先日、ロフトワークさんのパーティにお招き頂き、参加させて頂きました。
非常に面白かったです。千晶さん、ロフトワークの皆様ありがとうございました!
ロフトワークとは、クリエイターの方に仕事を依頼したいが、すばらしいクリエイターの方を知らない企業と、
クリエイティブを作ることはできるが、クライアントとなる企業との接点がないクリエイターさんの間の橋渡しを行い、
企業もハッピー、クリエイターもハッピー、ロフトワークもハッピーというサイクルを実現すべくがんばっている会社です。
そして、登録クリエイターが1万人を超えたということで記念パーティが開催されました。
まず最初にロフトワークの諏訪さんから「ロフトワークのロードマップ」が示されました。
次に、展示された作品の7人のクリエイターの方からご挨拶がありました。
次に、森美術館の館長である南條史生さんから「世界のアート最先端」というタイトルで講演が行われました。
今まで南條さんが見てこられた様々な作品を紹介しながら、そのエッセンスを語ってくださいました。
アートは、彫刻と絵画のことではない。色々な形がある。アートは、見えているものだけではなく、その背景にある「見えない物」へのイマジネーションが50%をしめる。
アートは、驚きである。あたり前のことをやっても驚きはない。
アートは、coolである。アートはかっこよくないと!
アートは、批判精神である。日本のサラリーマンの格好をした男性が歩道を匍匐前進するロボット。パレスチナのアーチストが描くキリスト教徒・イスラム教徒・爆弾テロで死んだ人の出てくるような作品で、最後に一言。"Don't ask who started it. Ask who can end it."
アートは、時に美しい。アートは真実を暴くもの。すべてが美しいとは限らない。
アートは、時に破壊的である。自分の顔を縫っていくビデオもアート作品。。。色々な見方をしていくと、ゴミだって美しいのかもしれない。便器は普通の人にとっては便器でしかないけれど、見る人にとっては彫刻。
アートは、ITも使う。1990年代の作品で、見ている人がどこを見ているかをトラッキングし、見ているところから絵が崩れていくという物があった。
アートは、遺伝子工学も取り込む。光るウサギ。(遺伝子の中にホタルイカの遺伝子を。モラルの問題も。。。)
アートは、環境にも発言する。ペットボトルなどのゴミを使った作品も。
アートは、グローバルである。色々な地域のローカル色の強い作品。蓮の葉に漢字を書き付けた作品。英語圏の人にはわからない。でも、そんなことはかまわない。
アートは、多様性である。ソ連が崩壊したとたんにキルギスタン等からアートが飛び出してきた。雪の中から裸の女性が飛び出してくる映像。
アートは、哲学である。メッセージ性が大事。
アートは、物の見方である。外を見るだけ。花粉を置いてあるだけ。これもアート。
アートは、みんなの物である。駅や歩道にある作品。
アートは、愛である。愛と革命は対。執着は大事。
アートは、未来である。
映像を撮影したのでこちらをご覧ください。
次に、Joiと南條さんと林千晶さんのパネルディスカッション。
Ars Electronicaでは、今までアートとして定義されていなかった物もどんどんアート作品として評価していき、アートの世界を押し広げていった。時には「そんなのアートじゃない!」とか言われながら。日本では、まだまだ「アートはfine art」という固定概念に囚われている。
日本ではアートが生活に根付いていない、美術館には行くけれどもアート作品を買う人は少ない。中国ではもっとアート作品は買われている。次の波はインド。日本のアーチストは、日本だと国内では作品がかわれず、海外では評価されるのでどんどん海外で活躍し、日本を相手にしなくなっている。村上隆さんとか。
日本のよいところ:世界で一番コンシューマが進んでいるのが日本。コンシューマがイノベーションを起こし、会社がそれを商品化していく。日本のサブカルチャーやアニメが海外ではやっている。日本人のもつ草の根的な文化の濃さや、オタク等の極めて深く掘るパワーはすごい。
海外のcool hunterたちは日本に来ている。そういう人たちとつないだり、海外のコミュニティと日本のコミュニティをつなぐようなことが必要なのでは?
「おしん」は海外で爆発的人気。苦しい世の中となった現在、おしんのように「苦しんでいるけどハッピーになれる」テクをもった日本人の不思議な美学は魅力。。。。ということで、「コミュニティと美学はいける」。
日本は閉じてしまっている。鎖国状態だけど、現代の世の中で鎖国はできない。もっと開かなければ。
苦しいときほどよいアートが出てくる。サブカルチャーは豊かな国より圧迫された国からでてくる。もっと苦しくなったらアートの革命がおきるのでは。今の日本は、まだ困りきってはいない。
日本人はG8の中で、理科の成績がもっとも低く、借金が一番多く、平均年齢が一番高い。日本、やばい。「クリエイターの力で日本を変えます!」
映像は下記からご覧頂けます。
続いて坂井直樹さん、奥山清行さん、しりあがり寿さんのパネル。
動画はこちらです!
坂井直樹さんのターニングポイント:
モードの世界にやくざの刺青を入れた服を作った。
世の中の車が四角い中、丸い「Be-1」という車のデザイン。
黒いプラスチックを使わないカメラ。
四角い携帯を6角形に。
しりあがり寿さんのターニングポイント:
サラリーマンだったのをやめて、何でも描けるようになった。
(そのとき描いた作品が野次喜多。)
奥山清行さんのターニングポイント:
奥山さんは、世界で初めて3大スポーツカー(コルベット・フェラーリ・ポルシェ)のデザインをを作った方。
当時、日本人がイタリアでスポーツカーを作っているとバレるとよくないので、隠れろと言われていた。
ある時期から指名買いが来るようになり、そこからはどんどん名前を出すようになった。それがターニングポイント。
奥山さんの作るクルマ:
限定生産で、生産数を上回る購入希望者数。発売後も、価格が下回ったことはない。作る人も幸せ、買った人も幸せな車。誰でも変えるのではなく、「会社が購入できる人を選ぶ」。
Q:アイディアはどこから来るのか?
しりあがり寿さん。
イマジネーションやアイディアは組み合わせ。まったく新しいものはあまりない。
色々な良いものを見て、自分の頭の中の棚で整理する。
奥山さん:
インスピレーションは自分の中にある。
発想は実は素人の方が面白かったりするが、バリエーションを持っているのでプロは強い。
一個の仕事をするたびに100個ぐらい案を出すので、どんどん棚が増えていく。
Q:「破壊」「驚き」な作品。クライアントは怒らない?
奥山さん:
今年の誕生日は何がほしい?と聞いて言われたものをあげても驚きがない。驚きのあるプレゼントをあげることが大事。驚きがあって喜ばれるプレゼントをあげるには、相手のことをどれだけ知っているかが重要。
クライアントも同じ。つまらない作品を作っても仕方がない。あっと驚く作品を作るためには、クリエイターもクライアントもリスクをとらなければならない。そのためには相手のことをどれだけ知っているかが重要で、知り尽くした上で相手をあっと驚かせる物を作る。
最後は想像力。
奥山さん:
昔は、「アートは自分のため、デザインはクライアントのため」と考えられていた。
しかし、本当のクライアントは商品を買ってくれる、不特定多数の人。
マーケットリサーチは不可能。自分の信じているものを作るしかない。それってアートだよね。
アートとデザインの逆転現象が起きている。
しりあがり寿さん:
自分はアーティストではない。
アートは作品を大切にする。
エンターテインメントはお客さんを大切にする。
でも、エンタメもお客さんを超えなければいけない。
このセッションの最中に、奥山さんとしりあがり寿さんは即興で絵を描くというパフォーマンスを披露してくださいました。。
(これはぜひ後で映像でご覧頂きたい。。。)
ちなみにこれらの作品はCCライセンスにしてくださるとのこと。
しりあがり寿さんの絵。「電気自動車の次は、車が光合成したらもっといいんじゃない?」と奥山さんにプレゼン。
これを見た奥山さん、「やっぱりアイディアは素人(が良い)ですね。。。」と苦笑 :)
奥山さん。フリーハンドで、しかもすごい勢いでかっこいい車ができあがっていく。
さすがカーデザイナー!
もう一枚!との声にこたえてしりあがり寿さん:
車に乗ることは、夢に乗ること。
今の人の夢はアニメ。
ガンダムに乗ることは今の人たちの夢なのでは?
八谷さんはナウシカのメーヴェに乗ろうとしているし
モビルスーツで通勤とかできたら。。。みたいなことが今の人たちの夢なのでは。
奥山さんももう一枚。
上記コメントを聞きながらさらさらっと描き始めた。
こんな立体的でかっこいいヤマトを、そらで、フリーハンドで、しゃしゃっと数分で描いてしまうなんて。すごすぎる!!
しりあがり寿さんがサインをしてくださいました!
の合同プロジェクトとして、
"Business Success in Open Networks" という映像プロジェクトを開始しました。
LinkedInとは、米国で急成長しているビジネスSNS(ビジネス利用に特化したソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
2008 年6月には登録ユーザー数が2300万人を突破し、ニールセンが毎月発表しているSNS利用状況統計によれば、4月時点で、前年と比較してユニークビジ ター数は361%も増えているといいます。6月17日には、既存投資家のSequoia Capital、Greylock Partners、Bessemer Venturesが参加した、Bain Capital VenturesによるSeries D資金調達で5300万ドルを集め、10億ドル以上の価値評価がついたことで話題を呼びました。
本プロジェクトでも活躍して頂いている折田さんが Nikkei IT Plus にて
素晴らしいLinkedInについての記事を書いてくださっているので、是非下記をご参照ください。
ビジネス利用に特化し急成長・ビジネスSNSのLinkedIn
人脈の質を保つ仕組み・ビジネスSNSのLinkedIn
日本で実名制は受け入れられるか・ビジネスSNSのLinkedIn
昨年制作した BlogTV でも LinkedIn をフィーチャーした番組を作ったので下記も是非ご覧下さい。
取材した2007年3月の時点で LinkedIn は既に黒字化しており、
社員もやる気と自信に満ちあふれており、非常に活気のある職場だったのが印象的でした。
さて、 LinkedIn は会員が実名で登録し、職務経歴を公開し、 オープンな形でのビジネスやネットワークの可能性を追求し成功してきているわけですが 日本独自のビジネス文化と照らし合わせた時に、その可能性はどのようなものなのでしょうか。
実名社会のアメリカに対して、匿名社会の日本。
ベンチャーが活躍しやすいアメリカに対して、大企業主導の日本。
転職があたりまえのアメリカに対して、終身雇用が続いてきた日本。
そんな文化の違いは、オープンなネットワークでのビジネスの成功に対して
どのような違いを発生させるのか。
個人にとってのオープンとは?個人にとっての成功とは?
(お金があることだけが幸せではない。幸せの定義は人によって異なる。。。)
企業にとってのオープンとは?企業にとっての成功とは?
(成長するだけが成功ではない。ビジネスの成功の定義は会社によって異なる。。。)
個人や企業が情報をオープンにすることによって開ける新たな可能性、
そしてリスクについて探る為に、伊藤穰一(Joi)氏/國領二郎氏のナビゲーションにより
様々な角度から検証していくのが本プロジェクトであり、
それは今後の日本のビジネスマンの働き方や
ビジネスのあり方にとって非常に重要なのではないかと考えております。
Episode1では、Joiと國領先生により、「日本におけるオープンビジネス」の形と可能性やその背景にある考え方(サクセスとは何か/オープンビジ ネス、オープンネットワークとは何をもってオープンと呼ぶのか/米国は本当にオープンなのか等)について考察が行われました。
Episode2以降では、Joiと國領先生が聞き手に回り、毎回素晴らしいゲストの方にご登場頂き、議論を深めて行く予定です。
それでは、Episode #1の映像をご覧下さい。
カットした部分にも示唆に富む話題が多数ありましたので、下記フルバージョンも公開致します。
(動画は4本に別れています)